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熊野神社長床(福島県喜多方市)

熊野神社長床(福島県喜多方市)







1055年、源義家とその子である八幡太郎義家が、現在の河東町に熊野神社を勧進し、その後1085年に義家がこの地に遷宮したものと伝えられる。
この長床(ながとこ)と名づけられた建物は、参道の正面、本殿の手前に建ち、拝殿の役目を果たしている。
桁行9間、梁間4間、直径1尺5寸の柱が44本林立する空間で、壁も建具もない吹きさらしの建築である。
このような形式は修験道に由来するものとされているが、現存するものとしては唯一のものかも知れない。

1611年の大地震で倒壊、翌年再建されたが、創建当時の姿と変わってしまったため、1971~74年にかけて行われた解体修理で、当初の姿に近い形で再建された。




足元と内法(うちのり-柱の頭を繋ぐ部分)に長押が通り、水平線を強調する。
現代においては、長押は鴨居の上に通す意匠的な部材だが、昔は構造部材であって、長床ではこれが耐震要素になっている。




44本の柱が林立する空間。

全体のイメージ、細部のデザインに至るまで、簡素で力強さが漲る建築となっている。
国の重要文化財
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