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名盤コレクション101 ヘンデル/合奏協奏曲OP6他(ピノック/イングリッシュ・コンサート)

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ヘンデル/合奏協奏曲OP6他

合奏協奏曲第1番ト長調HWV319
合奏協奏曲第2番ヘ長調HWV320
合奏協奏曲第3番ホ短調HWV321
合奏協奏曲第4番イ短調HWV322
合奏協奏曲第5番ニ長調HWV323
合奏協奏曲第6番ト短調HWV324
合奏協奏曲第7番変ロ長調HWV325
合奏協奏曲第8番ハ短調HWV326
合奏協奏曲第9番ヘ長調HWV327
合奏協奏曲第10番ニ短調HWV328
合奏協奏曲第11番イ長調HWV329
合奏協奏曲第12番ロ短調HWV330
 以上、1981年1、7月、1982年2月録音

合奏協奏曲ハ長調HWV318「アレクサンダーの饗宴」
 1984年6、9月録音

2つの合奏体のための協奏曲第2番ヘ長調HWV333
2つの合奏体のための協奏曲第3番ヘ長調HWV334
 以上、1984年8月録音

トレヴァー・ピノック(指揮とチェンバロ)/イングリッシュ・コンサート
サイモン・スタンデイジ、エリザベス・ウィルコック(ヴァイオリン)
アントニー・プリース(チェロ)


バッハとヘンデルはともに1685年生まれだが、その4年前に生まれたのがテレマンである。
この時代の3大作曲家と言える3人だが、生前の評価は
 テレマン>ヘンデル>バッハ
であり、今の評価とは逆である。
テレマンはクラシックの作曲家では最も多作で、4000曲もの作品を残したらしいが、作品数が余りに多く、その全貌は全くわからない。
バッハは同時代人には時代遅れの作曲家とみなされたが、シューマンやメンデルスゾーンによって再評価され、その真価が知られるようになって評価が逆転した。
ヘンデルは存命中も死後も一貫して高評価を受けた作曲家だが、バッハが偉大すぎるのか、現在ではやや過小評価に過ぎると思う。

ヘンデルの合奏協奏曲作品6は、器楽作品におけるヘンデルの最高傑作と言われている。
作品6というと、若書きの作品のように聞こえるが、作曲されたのは1737年。ヘンデル52歳の作品で、「メサイア」の2年前に当る。円熟期の作品と言って良い。

協奏曲というと、一般にソロ楽器とオーケストラのための協奏曲を連想するが、合奏協奏曲はバロック時代に成立した形式で、それぞれ複数の奏者による2つのグループによって演奏される形式である。通常、「コンチェルティーノ」と呼ばれる小グループと、「リピエーノ」と呼ばれる大グループによって演奏される。
近年は訳さずに「コンチェルト・グロッソ」と称することも多い。
合奏協奏曲の最初の有名な作曲家はアルカンジェロ・コレッリだが、その後ヘンデルが作品6としてまとめられている12曲の合奏協奏曲を書いたほか、管楽器を用いてリピエーノを拡大させ作品も残している。
バッハのブランデンブルク協奏曲(全6曲)も、合奏協奏曲の形式と考えることが出来る。
ブランデンブルク協奏曲とヘンデルの作品6は、この分野での2大傑作と言っていいかも知れないが、作風には大きな違いがある。
バッハの作品は、楽器編成や楽章構成も全て異なり、驚くべき多様性を見せる。これは言わばバッハの作曲能力を示すカタログのようなもので、「自分には何でも出来る」という自負のようなものが感じられる。
一方ヘンデルの12曲にはそこまでの多様性はないが、その楽想の豊かさには比類がない。稀代のメロディメーカーでもあるヘンデルの面目躍如たる作品である。ヘンデルはこの12曲をわずか1ヶ月ほどで書き上げた。速筆で知られるヘンデルならではの技だろう。ちなみに「メサイア」は24日間で作曲されたと言う。にわかには信じられないスピードだ。

合奏協奏曲「アレクサンダーの饗宴」は、作品6の前年に書かれた作品で、同名のオラトリオの幕間に演奏された。
2つの合奏体のための協奏曲は、2つの管楽器群を加えたもので、実際には3つの合奏体から構成されている。
第2番の第3楽章は、「メサイア」の中の”Lift Up Your Heads”のメロディーが使われているが、他の楽章も別のオラトリオからのメロディーが使われているようだ。
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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