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名盤コレクション65 ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」(ワルター/シンフォニー・オブ・ジ・エア)

ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」
ブルーノ・ワルター/シンフォニー・オブ・ジ・エア
1957年2月3日 トスカニーニ追悼演奏会ライヴ

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NBC交響楽団は、アルトゥーロ・トスカニーニの演奏をラジオ放送することを主な目的に結成されたオーケストラで、トスカニーニの指揮による多くの録音を残した。
1954年、トスカニーニ引退後は解散を余儀なくされたが、自主運営団体「シンフォニー・オブ・ジ・エア」として活動を続け、1964年まで存在した。

1957年1月16日、トスカニーニは89歳の生涯を閉じる。
2月3日、カーネギーホールで行われた追悼演奏会において、ワルターの指揮によりベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」が演奏された。
LP時代、知る人ぞ知る名盤として有名だった。これは1976年、ワルターの生誕100年を記念して発売されたLPである。

トスカニーニはワルターより9歳年長。
音楽性も人間性も全く異なる2人だが、互いを認めあい、親交を結んで来た。
ワルターがナチスドイツの迫害を受け、ドイツを離れざるを得なくなったとき、NBC交響楽団の指揮者としてアメリカに迎えたのがトスカニーニだった。
また1939年のルツェルン音楽祭の折、ワルターの娘グレーテルが夫に殺害されるという悲劇がワルターを襲った。
あまりのショックで指揮台に立てなくなったワルターに代わり、自らの予定をキャンセルして代役を務めたのがトスカニーニだった。
ワルターはこれらの恩義を生涯忘れなかった。トスカニーニの追悼演奏会の指揮をワルターが担ったのは当然と言えるだろう。


なお、このLPには余白にモーツァルトの「フィガロの結婚」序曲(1951年録音)が収められているが、年代から言って「シンフォニー・オブ・ジ・エア」ではなく、「NBC交響楽団」と表記すべきだろう。
なお、1951年2月29日という存在しない日付が書いてあるが、2月24日の間違い。


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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