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名盤コレクション47 ホロヴィッツ・プレイズ・クレメンティ

ホロヴィッツ・プレイズ・クレメンティ
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)

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曲目
ピアノ・ソナタ ハ長調OP33-3
 録音:1979年4月7、8、15、22日(ライヴ)STEREO
ピアノ・ソナタ ト短調OP34-2
 録音:1954年10月16、21日MONO
ピアノ・ソナタ ヘ短調OP14-3
 録音:1954年10月21日MONO
ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調OP26-2
 録音:1954年10月16、21日MONO
ピアノ・ソナタ 変ロ長調OP47-2~第3楽章「ロンド」
 録音:1950年5月17日MONO

ムツィオ・クレメンティ(1752~1832)は、イタリア生まれだが、生涯のほとんどをイギリスで過ごした。
ピアニスト、作曲家、教育者であった他、出版や楽器製造の分野でも活躍した。
モーツァルトより4歳年上のクレメンティは、生涯に100曲以上のピアノ・ソナタを作曲した。
1781年に、皇帝ヨーゼフ2世の前でモーツァルトとピアノの競演を行ったが、モーツァルトはクレメンティを酷評したため、それがクレメンティの評価を下げることになってしまった。
モーツァルトは同業者に対して酷評する傾向があるので、その辺は割り引いて考えなければならないだろう。逆にベートーヴェンはクレメンティを高く評価した。クレメンティのソナタはベートーヴェンにも多大な影響を与えたと思われる。
一方、クレメンティは1817年に、100曲からなる高度なピアノ練習曲集「グラドゥス・アド・パルナッスム」を完成させたが、カール・タウジヒがこの中から30曲を選んで練習曲集として出版した結果、単なる技術習得のための教育的作品と受け取られることになってしまった。
ドビュッシーは、子供の領分の第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」で、この曲集を皮肉っている。

今日、クレメンティを最も有名にしているのは「6つのソナチネOP36」で、ソナチネ・アルバム」にも収められていて、ピアノ学習者が必ず通過する教育的な作品である。

クレメンティは、モーツァルトの評価も影響したのか教育的な側面だけが強調され、長らく正当に評価されて来なかったが、ホロヴィッツが好んで取り上げた結果、その真価が認められるようになったのはさすがというほかはない。
このCDは録音年代も隔たりがあり、モノラル録音とステレオ録音が混在しているが、ホロヴィッツの妙技とともにクレメンティ作品の魅力を伝えてくれる、絶好の1枚と言えるだろう。
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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