FC2ブログ

旧中村家住宅(長野県大町市)

旧中村家住宅
長野県大町市

今は合併して大町市美麻になっているが、もとは美麻村青具だった。
現在の地図に青具という地名は載っておらず、交差点名に残っている。ちなみに読みは「あおぐ」ではなく「あおく」
旧中村家住宅は、その青具交差点のすぐ近くに建つ江戸時代の農家住宅で、母屋と土蔵が国の重要文化財に指定されている。

母屋は1698年に建築されたもので、建築年代がわかっているものとしては、長野県で最も古い。
1780年に建築された土蔵も古いもので、貴重である。

住宅
母屋は間口14間、奥行き6間、床面積84坪に及ぶ。当時の民家としては破格の規模で、武士を迎える部屋などもあり、裕福な農家であったことがわかる。


土蔵1
土蔵2
土蔵3

土蔵は間口6間、奥行き4間で、簡素ながら優れた意匠である。
茅葺屋根の軒を深く張り出し、外側に1間間隔で支柱を建てて、屋根の荷重を支えている。多雪地域で、軒を深くするための工夫と思われるが、そのシンプルな美しさは機能美というものを超えている。


DSC06349-001_R.jpg
敷地内(?)にある十王堂。
庚申信仰の名残が伺える。


DSC06353-001_R.jpg
隣に建つ廃屋は、元郵便局だったと思われる。
この地域の中心地だったのだろう。

少し先には、道の駅「ぽかぽかランド美麻」があり、大町から長野に抜けるルートでもあるので、青具の交差点は通る人も多いだろう。
交差点に直接面していないので、見落としがちな建物である。自分も今まで気が付かなかった。

関連記事

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

papageno620

Author:papageno620
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア