FC2ブログ

名盤コレクション21 マーラー/交響曲第9番(バルビローリ/BPO)

名盤コレクション-21
マーラー/交響曲第9番
ジョン・バルビローリ/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1964年録音



マーラーの9番は、交響曲の系譜の中での究極の作品。これを以って「行き止まり」と表現する人もいる。
別な言い方をすれば、西洋音楽の到達点みたいな作品と言える。
指揮者にとっても、これを録音するには力が入るはずで、歴史的録音や名盤が多い。
バルビローリ盤もそのような歴史的録音のひとつ。


バルビローリが初めてBPOを指揮したのは、1949年のエディンバラ音楽祭だった。
その最初のリハーサルから、指揮者とオーケストラは「相思相愛の仲」になり、バルビローリはただちに客演指揮者に指名される。
翌年行われた客演も熱狂的に迎えられたが、その後は様々な事情で客演が出来なかった。
次にBPOに招かれたのは1961年で、この時も楽員たちから圧倒的な支持を受けた。何人かの楽員は、オーケストラの支配人に対し、出来るだけ多くバルビローリと契約してほしい、と申し出たほどで、こういうことは珍しいことだと言われている。
1963年、マーラーの交響曲を何曲か演奏したが、中でも第9の演奏が楽員たちに大きな刺激となった。
当時BPOは、あまりマーラーを取り上げていなかったが、楽員たちはバルビローリのおかげで、マーラーファンになったのだという。
BPOの団員は、全員の総意で第9をバルビローリの指揮で録音したいと支配人に申し出て、この歴史的録音が実現した。

この時期というのは、BPOがカラヤン色に染め上げられて行く過程と考え合わせると、色々な意味で興味深い。


この録音以降、さまざまな録音が登場し、ベスト盤とは言えないかも知れないが、上記のエピソードと相まって、バルビローリの人間性が感じられるような名演と言える。
安心して聴いていられる、というと若干変な褒め方になるが。。。


LP時代から思い入れの深い録音なので、写真は所有しているLP
関連記事

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

papageno620

Author:papageno620
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア