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再びバリケンのヒナと、バリケンの名前について

前回、バリケンのヒナを紹介しました
前回の記事



あれはすでに体長20cm程度に成長したものでしたが、今日の個体はまだスズメほどの大きさで、生後数日と思われます。
何が言いたいかというと
 バリケンは10月下旬でもまだ繁殖している
ということ。
非常に繁殖力の強い鳥です。

バリケンというう鳥の名前について、何度か記事にしたことですが、新しい知見も含めて、少しまとめて見たいと思います。

・・・・・・

(1)バリケンは南米に生息するノバリケンを家禽化したもので、食用として持ち込まれたが、食用としては定着せず、篭脱けとして各地で増加している。
(2)バリケンの英語名は”Muscovy Duck”と言う。学名はCairina moschataである。(学名はイタリックで書くのが慣例だが、ここでは読みにくいのでこのままとする)
(3)「フランスガモ」とか「台湾アヒル」などと呼ばれるが、いずれも生息地ではない。フランスと台湾は美食の国であるから、食肉として流通したことからの命名であるのかも知れない。


”Muscovy”を調べると、「モスクワ大公国」とある。
中世のロシアに存在した都市国家で、現在のモスクワの前身のような位置づけではあるが、南米原産のバリケンとはどんな関係があるのだろうか。

英語版のWikiに当たって見る。
■モスクワ大公国の会社が、食肉としてアメリカと交易した、という可能性に言及してはいるが、疑わしいとしている。
■単に、遠くてエキゾチックな地名として「モスクワ」という命名を採用したのではないか。そのような例として「ペルシャ猫」を挙げている。(ペルシャ猫はペルシャとは関係がない)
■現在のコロンビアにある”Muisca”という地名、あるいはニカラグアとホンジュラス附近にある”Miskito”という地名に由来するという説を示している。どちらも生息地としては問題ない。


リンネがCairina moschataと名付けた理由を考えて見よう。
このカモは麝香の匂いを発するので、「ジャコウアヒル」と呼ばれることもあるらしい。
麝香、すなわち”Musk”が語源であるとすれば納得出来る。
「モスクワのカモ」ではなく、「ジャコウの匂いがするカモ」という見方。
ちなみに、Muskとは「マスクメロン」のマスクのこと。


そこで新たな疑問
(4)バリケンは本当に麝香の匂いがするのか。
(5)ならば「ジャコウガモ」でよかったはずだが、どうして「バリケン」なのか。

従来からある疑問
(6)バリケン」とはどういう意味か。
(7)家禽が「バリケン」で、野生種が「ノバリケン」というのは不自然ではないか。マガモをノアヒルと言うようなものではないか。

(5)(6)については、オランダ語であるとする説があるが、詳細は不明。
(7)と一緒に考えてみると、オランダ人が日本に持込み、オランダ語でバリケンと読んだが、後に南米に野生種がいることがわかって、それをノバリケンと名付けた、と考えると一応説明がつくようだが、これはあくまでも私見なので、また新しい知見が得られれば紹介したい。それほど興味を惹く話とは思えないけれど。
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