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名盤コレクション15 リスト/交響詩「レ・プレリュード」(フルトヴェングラー/VPO)

リスト/交響詩「レ・プレリュード」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1954年録音



リストは、オーストリア帝国領ハンガリー王国に生まれたため、自らのルーツをハンガリー人であると認識していたようで、現在でもハンガリー人として記述されることも多いが、実際はドイツロマン派として位置づけられる。

「ピアノの魔術師」と呼ばれ、古今を通じて最高のピアニストであったと考えられている。
ほとんど全ての曲を初見で弾きこなし、自由自在に即興演奏が出来た。
ショパンの練習曲OP10だけは初見で弾くことが出来なかったことや、音楽的には対立関係にあったブラームスのピアノ協奏曲第2番の楽譜を、作曲者に丁重に所望したエピソードなどは、リストの、ピアニストとしての凄さを逆に物語る。

作曲家としては、ピアノ作品のみならず、オーケストラ作品にも才能を発揮した。
「交響詩」というジャンルを創始した作曲家でもある。
交響詩「レ・プレリュード」(前奏曲)は、彼が作曲した13曲の交響詩の中での代表作。
交響詩「前奏曲」というのは妙なタイトルだが、これはアルフォンス・ド・ラマルティーヌの詩の一節「人生は死への前奏曲」に基づいて、作曲者の人生観を表したものと考えられている。
リストの大言壮語的な作風がよく表れた作品で、終盤のファンファーレは時にナチスのプロパガンダ音楽に使われたこともあり、その意味でいい印象を持たれない傾向もある。


フルトヴェングラー、死の前年に録音されたもので、同曲の決定盤とされる名演。
「フルトヴェングラーによる最高の演奏」などと評価する人もいるが、やや褒めすぎだろう。フルトヴェングラーの最高の遺産は、やはりベートーヴェンかブラームスに求めるべきだろう。
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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