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名盤コレクション14 エルガー/チェロ協奏曲(デュプレ、バルビローリ/LSO)

エルガー/チェロ協奏曲ホ短調OP38
ジャクリーヌ・デュプレ
ジョン・バルビローリ/ロンドン交響楽団
1965年録音
(画像はネットから)

当カテゴリは、自分のコレクションの中から、特に名盤と思われるもの、思い入れの深いものをHDD内に構築している中から、順次取り上げているものです。



イギリスは16~17世紀に、ジョン・ダウランド、トーマス・タリス、ヘンリー・パーセルなどの優れた作曲家を輩出したが、それ以後(ドイツから帰化したヘンデルは別格として)1857年生まれのエルガーまで約2世紀の間低迷した。

クラシック音楽が最も重要な発展を遂げた時期、イギリスから優れた作曲家が出なかった理由についてははっきりしたことはわからないが、イギリスが清教徒の国で、質実剛健、華美を嫌う国民性が関係しているのではないかと言われている。
音楽などの芸術は軽佻浮薄と考えられたのだろうか、才能を持った人は芸術よりも学問に向かったのだろう。
イギリスが美食の国ではないことと、常に音楽の先進国だったフランスとイタリアがともに美食の国であることは、国民性を考える上で興味深い。

では音楽の先進国で、美食の国ではないドイツは特別なのだろうか。いや、ドイツはもともと音楽の先進国ではなかったのだ。あの国はバッハとベートーヴェンの存在が特別なのだろう。
アメリカや日本ははどうなのだろうか。


チェロの世界では、ハイドン、シューマン、ドヴォルザークの作品が3大協奏曲と言われているが、ドヴォルザーク以外はちょっと弱い存在である。
名曲の絶対数が少ないチェロ協奏曲の中で、エルガーの作品は、ドヴォルザークに比肩出来る数少ない作品と言って差し支えないと思う。
残念なことに、それほどにはメジャーになり得ていないのは、やっぱりイギリス音楽特有の重さ、晦渋さにあるのだろうか。

エルガー、デュプレ、バルビローリ、ロンドン響と、オールイギリスのトップチームで創られた遺産である。
悲運の天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュプレ20歳の畢生の名演に、ジョン・バルビローリが丁寧に支える様子が好ましい。
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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