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名盤コレクション12 ショパン/ワルツ集(リパッティ)


ショパン/ワルツ集(全14曲)
ディヌ・リパッティ
1950年録音

ディヌ・リパッティは1917年3月19日、ルーマニアのブカレストに生まれた。
つまり、今日が誕生日ということになる。(生誕102年)

リパッティは悪性リンパ腫のため、33歳という若さで亡くなった。
20世紀の音楽界で最大の損失と言われている。

リパッティと言えば、死の直前に行われた「ブザンソン告別演奏会」の痛切なライヴが余りにも有名だ。
聴いていてつらい、その演奏のことが大きく印象に残ってしまったためか、少し敬遠していたのかも知れない。ちゃんと聴いておけばよかったと、最近は少し後悔している。
その演奏は、瑞々しい感性に裏打ちされた、洗練の極みと言っていいものだ。

「ブザンソン」でも演奏されたショパンのワルツ集だが、ここで取り上げたのは同じ年に録音された名盤で、リパッティの代表的な名演である。

ショパンのワルツは19曲が知られているが、一般的には第1番から遺作の第14番までを通して演奏されることが多い。
リパッティは14曲の順番を独自に組み換えて演奏する。
こうすることによって、作品番号の異なる小品の集まりではなく、これが1曲の大きな作品として我々の前に現れるのである。

 第4番OP34-3
 第5番OP42
 第6番OP64-1
 第9番OP69-1
 第7番OP64-2
 第11番OP70-1
 第10番OP69-2
 第14番遺作
 第3番OP34-2
 第8番OP64-3
 第12番OP70-2
 第13番OP70-3
 第1番OP18
 第2番OP34-1

ショパンが初めてウィーンにやってきたのは1830年のことである。
当時のウィーンでは、ヨハン・シュトラウス1世やヨーゼフ・ランナーが創始した「ウインナワルツ」が大流行していたが、ショパンはそれらの音楽を全く理解できなかったという。

ショパンはその翌年にワルツ第1番を作曲した。彼のワルツは、深い叙情性と高い音楽性を備え、単なる社交のためのダンス音楽ではなく、あくまでも鑑賞のための芸術音楽である。
そう言ってしまうと、社交音楽であるウインナワルツは取るに足りない音楽だと言っているようだが、ことはそう単純に割り切れるものではない。ただ、ウインナワルツを芸術にまで高めたヨハン・シュトラウス2世が、ウィーンの音楽界を席巻するのはまだ先のことである。

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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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