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名盤コレクション11 ベートーヴェン/交響曲第4番(C・クライバー)



ベートーヴェン/交響曲第4番
カルロス・クライバー/バイエルン国立管弦楽団
1982年録音

ベートーヴェンは、1804年に交響曲第3番「英雄」で、交響曲という分野に革命を起こす。
第4番で、再び古典的な均衡を重視したスタイルに立ち戻るが、次の第5番で大きく飛躍し、ベートーヴェン的な世界を確立する。
シューマンは第4番を「2人の北欧の巨人に挟まれたギリシアの乙女」と例えた。
実際この曲は、第3番と第5番という、交響曲の歴史の中でも最大級の傑作の間に挟まれて、地味な作品という印象が強かった。
が、1枚のレコードがそのような先入観を打ち砕いた。

1982年5月3日、カール・ベーム追悼コンサートでのライヴ録音
当時このレコードが、「オルフェオ」という聞きなれないレーベル(1979年設立)から出た時の第一印象は「4番だけで1枚?」みたいなケチな感覚だったのだが、一聴してそのエネルギッシュな演奏に圧倒され、4番のイメージが一変した。
1枚のレコードが、これほど劇的に曲のイメージを一変させた例はあまりないように思う。

現在、この録音のレビューを見ると、意外に否定的な意見も多い。
なるほど冷静に聴いてみれば、果たしてこの表現が4番に適切なのだろうか、という意見もわからないではない。
30年以上経ち、我々もその後色々な録音を聴く中で、発売当時の熱狂が醒め、客観的に聴けるようになると、アラも見えてくるものだ。(ライヴでもあるし)

そうは言っても、4番を聴く上でベストかどうかはわからないが、必聴の1枚であることはまちがいないと思う。

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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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