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2012年の記事から-オカヨシガモ@波崎



オカヨシガモ
カモ目カモ科
体長50cm
撮影 2012.1.11 茨城県旧波崎町 利根川河口

私のフィールドでは、最大100羽以上の群れになるオカヨシガモですが、この冬はかなり少ない傾向です。
この鳥は海岸附近を結構好む鳥で、利根川河口ではかなりの数が観察できます。なぜか銚子側より波崎側を好むので、河口部にいる時は比較的近距離で観察することができます。

ヨシガモの「葦」は当て字で、見た目が美しいことから「佳し」あるいは「美し」ではないか、という説があります。
それではオカヨシガモの「オカ」とは何か。
今日の写真のように、この鳥が特に陸に上がるのを好むわけではありません。

この名前については定説がないとされていますが、
「野鳥の名前」(山と渓谷社 安部直哉、叶内拓哉共著 2008年刊)
に、吉岡憲法との関連説があるので、そこから少し考察して見ましょう。


吉川英治の「宮本武蔵」の名場面に、一乗寺下り松での吉岡一門との決闘があります。
この決闘によって、武蔵は自然に二刀流を会得したというのが、吉川英治の解釈だったと記憶しています。
これに敗れた吉岡一門は、以降衰退していくのですが、それはあくまでもフィクションの話。
この時の当主、吉岡直綱(小説の中では吉岡清十郎)は号を「憲法」と言い、吉岡憲法という名で知られています。
吉岡家は染物を業としており、憲法が作り出した色を今でも「憲法色」と言います。日本の伝統色の中でも、人名が入った珍しい命名。
オカヨシガモの顔や大雨覆に見られる独特の黒褐色を「憲法色」に見立て、吉岡憲法の鴨→吉岡鴨→岡吉鴨→岡葦鴨になったという説です。
これが本当だとすれば、なかなか遊び心に溢れた命名者だと思います。

ところで、英語名の”Gadwall”と言うのもわからない言葉です。

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