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2012年の記事から-牛久沼にて





撮影 2012.1.22 茨城県龍ヶ崎市牛久沼

今年は牛久沼にユリカモメがほとんどいません。
カモ類もさほど多くはありませんが、ミコアイサは例年に比べると多いように感じます。
さほど撮るものがないので、野鳥ではないものを集めて見ました。

■カナダガン
このところ、シジュウカラガンの飛来が増えている感じがします。
シジュウカラガンは従来カナダガンの1亜種とされて来ました。
各地に飼育種が野生化した大型のカナダガンが多いので、場合によっては識別する必要があるかも知れません。
この、野生ではないカナダガンのことがシジュウカラガンと紹介されることがあって、一部で混乱を招く要因になっています。
日本産鳥類目録で、種名Canada Gooseに対して、「シジュウカラガン」という和名が使われているのが混乱の元だと思います。
”Field Guide to the Birds of NORTH AMERICA”(NATIONAL GEOGRAGHIC)第6版によると
カナダガンは、
 Cackling Goose
 Canada Goose
の2種に分けられています。
この分類によれば、シジュウカラガンはCackling Gooseの亜種で、この大型のカナダガンはCanada Gooseの亜種です。
これに従うと、シジュウカラガンとカナダガンは別種ということになり、混乱の元は一応解消されそうな気がします。

なお、シジュウカラガンは体長60cm程度で、マガンよりも小さいですが、この大型亜種はは100cmほどもあり、もし並んだら大きさの差は歴然です。
大きさ以外でのシジュウカラガンとの識別ポイントは、シジュウカラガンに見られるはっきりとした白い首輪がなく、白い部分がぼんやりと胸につながっていることです。

■シナガチョウ
サカツラガンを家禽として改良した中国系のガチョウで、額のコブが特徴です。
これは野鳥と間違えることはないと思います。

これはコブが目立ちませんが、嘴は黒いのでシナガチョウの若い個体と思われます。
ヨーロッパ系のガチョウは、嘴がオレンジ色のものが多く、コブがないので野生のものとよく似ています。ちなみにヨーロッパ系のガチョウはハイイロガンを改良したものです。

■雑種(シナガチョウの向こう側)
これは以前から気になっている個体です。旧ブログでも載せたことがあります。
背の色など、全体的にはカナダガン風ですが、何かとの雑種の可能性が高いように思います。
 嘴がオレンジで先端が黒い
 顔全体が白い
 襟が褐色
 下尾筒は白いが、腰に黒褐色の帯がある
という特徴はインドガンに酷似しています。
インドガンの最大の特徴である、顔の2本の黒線は見られませんが、多くの特徴が合致しているので間違いないのではないか、と個人的には考えています。
野生のインドガンの飛来は稀とされていますが、飼育されている個体の篭脱けが各地で観察されているようです。
恐らくカナダガンとインドガンの、篭脱け同志の雑種ではないかと考えています。

なお、インドガンという鳥はアネハヅルのように、ヒマラヤを超えて渡る鳥らしいです。
野生のものを一度見てみたい鳥です。

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