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2012年の記事から-BIRDS OF EAST ASIA


■BIRDS OF EAST ASIA
MARK BRAZIL
Princeton University/New Jersey
US$39.95

イギリス出身(だと思う)の鳥類学者マーク・ブラジル氏による、東アジアを網羅した図鑑。
副題にある通り、中国、台湾、朝鮮半島、極東ロシア、日本の5地域に生息する、約1000種内外を扱っている。
氏は北海道在住で、日本産鳥類についてはほとんど全てを観察しているという人。

日本産鳥類はほぼ網羅していると思うし、時折り迷行するアジアの鳥が載っているので、実際に役立つ場合も多いと思う。
数年前ウスハイイロチュウヒが現れた時も、この図鑑で確認できた。
外国の図鑑としては、分布図も見やすいのもプラス。
ただ、識別ポイントを懇切丁寧に書くというような点では、”Collins”や”Sibley”には及ばない。


イラストは13人で描き分けているのだが、実はそこにやや問題がある図鑑である。
複数で描き分けている図鑑には、例えば7人で描いている「630図鑑」があるが、本書ではその出来にばらつきがあるのが残念なところである。
シギ類のイラストは若干問題がある。
特に識別が難しいジシギ類については、これではわからないと言うのが印象。

最も問題なのは淡水ガモ類の絵で、特にオシドリ、オカヨシガモ、ヨシガモあたりの絵は素人レベルと言って差し支えない。
「似てない」というより「違う」というレベルである。
著者のブラジル氏には、そのあたりを何とかしてほしかったと思う。
日本の鳥を熟知している氏であれば、オシドリやヨシガモの魅力は知り尽くしているだろうから。

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