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名盤コレクション4 ブラームス/交響曲第4番(ワルター/コロムビア交響楽団)


ブラームス/交響曲第4番ホ短調OP98
ブルーノ・ワルター/コロムビア交響楽団
1959年録音
(画像はネットから、ブラームスの交響曲全集)

クラシック音楽を聴きはじめた頃は、ブラームスの交響曲と言えば1番しか知らなかったが、4番が最高傑作らしいと聞き、聴いてみたのがワルター/コロムビア盤だった。

ブラームスはベートーヴェンの後継者たらんとした人で、ベートーヴェンの影響あるいは呪縛から抜けきれなかったが、最後の第4交響曲では、古典的な均衡の上にロマン性を盛り込んだ、ブラームスならではの世界を構築して見せたと言えるだろう。

ブラームスは保守的な作曲家と言われ、同時代の作曲家の多くから批判を受けている。
「保守的」というのは、創造の世界においては少なくとも褒め言葉ではないが、ブラームスは「保守的」というもののある種の良さを芸術に昇華させた人で、保守的というだけではない独創性を持った作曲家である。
第4交響曲では、終楽章にシャコンヌ(あるいはパッサカリア)という古い形式を用いているのが特徴だが、これはバッハのカンタータから着想を得たものと言われている。
このあたりの「古さ」にブラームスの特徴がよく表れている。「保守的」と批判され続けたブラームスなりの回答なのだろう。
反ブラームス派のマーラーには、こういうのは我慢ならなかった。一方リヒャルト・シュトラウスは絶賛したと言う。


ワルター/コロムビア響の録音は、オケが小編成であることもあり、薄い響きであるとの批判も多い。
そのため、モノラル録音のニューヨーク・フィル盤を推す向きも多い。
今聴いて見ると、コロムビア響の音も巷間言われているほどに薄い響きではなく、細部のニュアンスもよく拾い上げられていると思う。
特に第4番は名演と言って間違いない。

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