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荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)

荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)
設計:SANAA+新穂建築設計事務所+石川設計事務所
撮影 2018.5.1 山形県鶴岡市

市の文化会館の建替え事業。敷地は鶴岡市の中心部、市役所やアートフォーラム、鶴岡公園などに囲まれた文化エリアの一角である。歴史的建造物である庄内藩校・至道館に隣接している。



1140人収容の大ホールを中心とする施設である。
「新建築」2018年1月号には、ワインヤード型のホールと書いてあるが、これは客席を小さなブロックに分割して、そのランダムな壁面の反射による音響効果を狙うという意味で書いたのだろうと思う。形式的には一般的なプロセニアム型のホールだ。左右非対称の客席は、ワインヤード型のミューザ川崎に似てはいる。写真を見ただけではわからないが、音響は良さそうなホールには見える。







外観は、高さ約30mのフライタワーを中心に、小さな屋根に分節して、周辺部に向かって低くなる構成である。
いい意味でも悪い意味でも妹島さんらしいような、らしくないような、評価が難しい作品だ。
エントランスは市役所側とアートフォーラム側の両方にあり、至道館との間に通路がある。
この通路側の屋根はかなり無理をしている印象で、相当な勾配と複雑な曲面だ。雪が落ちたら怖いという意見もあったが、そもそもこの勾配では雪は積もらないだろう。




アートフォーラム側から




市役所側から
「荘銀タクト鶴岡」という名称は、地元に本店がある荘内銀行がネーミングライツパートナーとなって付けられたものである。
ロゴマークは、建物の外観を楽譜が折り重なったイメージと重ね、タクト(指揮)によって描かれるイメージであると言う。



この角度で見ると、やっぱりなかなかの造形だ。




屋根及び外壁は、耐候性鋼板の縦ハゼ葺。
実はこの表面に歪みが数多くあり、一部に施工ミスではないかという意見があって、問題になったようだ。
この工法自体は信頼性が高く、デザイン的にも優れているが、曲面に施工する場合はどうしても歪みが出やすいが難点だ。
曲面施工する場合は、ハゼと直交方向にさざなみ加工をするという方法もあるが、なかなか難しいところだ。
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