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安藤忠雄展「挑戦」

安藤忠雄展「挑戦」
12月18日まで、国立新美術館で開催中



約270点の資料によって89点のプロジェクトを概観し、半世紀に及ぶ活動を振り返る、過去最大の個展である。
その壮大な挑戦の軌跡を、6つのセクションに分けて展示している。
 1 原点/住まい
 2 光
 3 余白の空間
 4 場所を読む
 5 あるものを生かしてないものをつくる
 6 育てる


安藤忠雄はクレイジーだ。(勘違いしないように。これは褒め言葉)
彼はしばしば頼まれもしないのに、設計をしてしまう。
それが実現することもあるが、当然のことながら多くは計画案で終わってしまう。
ただ、その計画案を見た人が別の計画を依頼してくることがあるので、決して無駄にはなっていない。ただ、そういうことに費やされるエネルギーは半端じゃない。
今回の展覧会でも、多くの模型は今回のために、安藤事務所がいわゆる「手弁当」で製作したものらしい。
本展は圧倒的な物量なので、一通り普通に見て廻るだけで2時間はかかるだろう。




今回の図録は普通と違うハードカバーで、1980円とお買い得なので、買わない手はないと思う。
サインとスケッチ入りだが、実際には安藤のサイン本は非常に多く出回っている。


館内はほぼ撮影禁止なので、写真で紹介できないのが残念だが。。。


まずは世界に衝撃を与えた「住吉の長屋」(1976年)をじっくりと見てみよう。
これについては、ドローイングが原図で展示されている。
非常に美しい図面だ。
和紙に力強い線で描かれている。
平面図にアイソメや断面パースが書き込まれる、安藤独自の表現がすでに見られる。
「世界に衝撃を与えた」は誇張ではない。フランスの建築家ジャン・ヌーヴェルはこの住宅のコンクリートの使い方に驚き、1982年にはフランスで安藤忠雄展が開かれたと言う。


六甲の集合住宅(Ⅰ~Ⅲ期)
これはⅠ期が竣工した後、Ⅱ~Ⅲ期は安藤が勝手に計画して、結局実現した稀有な例。
Ⅱ期のドローイングが展示されているので、模型と見比べながら鑑賞すると良いだろう。







直島における一連のプロジェクトを、模型と映像、照明によって表現したインスタレーション。(撮影可)




















中庭に作られた、「光の教会」実物大の模型。(撮影可)
模型と言うより、本物を作ってしまったという方が近い。
東京都は展示物と認めず、増築として計画通知を出させたそうだ。
この「建築」には7000万円かかったと言う。実際の建設費は3500万円だったそうだ。
やっぱり安藤忠雄はクレイジーだ。
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