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9月24日、白樺峠

9月24日(日)
早朝、腕時計が見当たらずあたふたしたが、結局車の中にあり、一件落着。

5時50分ごろ、白樺峠の駐車場に到着。
今日は絶対に良さそうという予感は誰にでもあるのだろう。すでにかなりの車が停まっている。
荷物を準備し、息を切らしながら坂を上り、6時25分から観察開始。
とりあえずは何も現れず、朝食を取りながらのんびりと過ごす。
去年の大出現の日も、8時ごろまでは静かだった。




奈川渡ダムあたりは雲海の下。
前方の視界は開けないが、そのうち晴れるだろう。


7時30分 最初はホシガラス1羽
7時53分 ホシガラスが2羽


この日はホシガラスが多く、最終的に20羽以上観察した。




7時56分 この日初めてのタカ。
前方に5羽のサシバが小さな柱を作り、旋回しながら上昇して流れて行った。
ここで見られる典型的な渡りの様子。

午前中は単独か小さな群れがポツリポツリと出る。
全てのタカを一応撮影出来るような出方で、こういう出方も面白いと思った。
昼までに自分がカウントしたのは134羽。
ノスリが少なく、比較的ツミが多い気がした。
ここではあまり見ないミサゴも1羽確認出来た。




12時を過ぎると次々と飛び始め、10~20羽前後の柱が立つようになった。
13時までに、合計419羽をカウントした。




13時過ぎから20分間ほど、物凄い数のタカが右からも左からも湧き上がって来て、カウント不能になった。
13時30分ごろには一段落し、14時までの30分間には14羽を数えただけになった。




14時に撤収を決めたが、観察場所をあとにすると突如大きな柱が立ち、15分ほどで100羽以上のタカが川のように流れて行った。

14時15分撤収
約8時間の観察で、一応462羽をカウントしたが、カウント不能の時間帯が2回あったので、その数字に意味はない。
実際に見たのは1000羽ぐらいか、とアバウトに考えた。




白樺峠からは、前方に「1のピーク」「2のピーク」「台形」「鉄塔」などと名付けられた目印があり、誰かがタカを見つけると、「1のピークの左」「2のピークの下」「鉄塔の上」などと声を上げる。
「1のピーク」「2のピーク」は奈川渡ダム湖の向こう側にある山で、地形図を見ると観察地からは6kmほどの距離にある。
特徴的な送電線の「鉄塔」は5.5kmほどの距離になるようだ。
多くのタカはその周辺から湧き上がって来る。




もっと手前の谷、つまり奈川渡ダムのこちら側から不意に上昇して来るタカもいる。そういう場合はタカの上面が見えるチャンスである。
低い位置のまま右に(奈川方面に)流れて行ってしまうタカも多く、後ろの方からは見えない場合も多い。
自分のカウントと公式のカウントが大きく違うのは、もちろん能力のせいもあるが、時間帯と場所取りが左右するのである。

5~6km先で上昇したタカがそのあたりで上昇気流を捉え、旋回しながら高く上がり、そこから少しずつ流れてくる。大きなタカ柱になると、縦に大きな渦状になり、最高点からさながら川のように流れて来る。白樺峠での観察の醍醐味と言えるだろう。

正面に出来たタカ柱から、真上を通るか、左に流れるか、右に流れるかはその日の気流の状態によっても変わる。
高さもまちまちで、虹彩が見えるほど低く飛ぶことも、肉眼では探せないほど高く飛ぶこともある。

左の木立に遮られていた個体が不意に飛び出して来てあわてることもある。
気が付くと真上にいることもある。
右に流れて行ったタカが後方で別の上昇気流を見つけ、またタカ柱を作ることも多い。
この場所からだと太陽に重なり、観察しにくいのが難点だが、美しい光景である。




まっすぐ流れて来たタカが、真上で旋回することがある。
その時、下面に陽が当たってキラリと輝く。最も感動的な場面である。
タカが別れを惜しむようにも感じられる。「また来年おいで」と心の中でつぶやく。
空一面に広がるタカの群れ(は少し大げさだが)に出会うと、最終的にはただぼんやりと眺めていたくなった。


白樺峠の渡りの様子はさまざまだが、この日は特にバラエティに富む渡りが楽しめた。
去年もそうだったが、こういう日が日曜日に当たってくれたことにただ感謝。神様って本当にいるんじゃないかと思わせてくれる一日だった。
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