FC2ブログ

土浦亀城邸




土浦亀城邸
東京都品川区

土浦亀城(つちうらかめき)(1897-1996)は昭和期の建築家。茨城県水戸市生まれで、画家の横山大観は叔父に当る。

1922年、建築家遠藤新とともに、帝国ホテルの設計のため来日していたフランク・ロイド・ライトのもとでドラフトマンとして働く。
翌年、信(のぶ)夫人とともにアメリカに渡り、ライトの事務所でスタッフとなる。
信夫人は思想家吉野作造の長女で、同じく建築家だった。夫婦で建築家というのは、今でこそ珍しくないが、その草分け的存在と言える。
なお、この時期のライト事務所にはリチャード・ノイトラが在籍していた。

帰国後はライトの影響を受けた作風であったが、次第にバウハウススタイルのモダニズム建築に傾斜する。
1935年に竣工した自邸はその代表作で、昭和のモダニズム建築の傑作とされる。
すでに80年以上経過した土浦亀城邸だが、今見ても全く古さを感じさせない。
傾斜のある土地に、2つのホワイトキューブを軸線をずらして配置する。外観から感じるよりも断面は複雑で、そのあたりからはライト的なものも感じとれる。
大きく張り出したバルコニーと、スレンダーな庇の造形は絶妙だ。
東京都の有形文化財に指定されている。


JR目黒駅から徒歩8分ほどの場所だが、所在地は品川区である。
ちなみに目黒駅は品川区にあり、品川駅は港区にある。
周辺は「閑静」とか「瀟洒」というイメージがよく似合う、静かな住宅地である。


土浦亀城(つちうらかめき)という名前が本名なのかどうかは定かでない。
なぜそこが気になるかというと、土浦市には亀城公園(きじょうこうえん)というのがあるため、どうしても「つちうらきじょう」と読みたくなってしまうからだ。
亀城公園は、ここにあった土浦城が、堀に囲まれていた形から亀城と呼ばれたことに由来するが、ここでは関係ない話である。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

papageno620

Author:papageno620
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア