FC2ブログ

長野市芸術館 設計:槙文彦






長野市芸術館は市庁舎との複合施設で、昨年開館したが、外構など一部の工事はまだ行われている。
昨年発覚した東洋ゴム工業による免震ゴムの偽装問題は、この建築を直撃した。
同社製の免震装置は、合計90箇所で施工済みだったからである。
結局建物をジャッキアップし、90箇所の免震ゴムをブリヂストン製に交換した。

トラブルはまだ続く。
メインホールの2階バルコニー席に、舞台が見えにくい席が相当数あることが判明し、設計者の費用負担で改修することになった。
両サイドのバルコニー席に、舞台が見えにくい席ができることはよくある。
それを避けるには傾斜を急にするなどの措置が有効だが、危険であるとか恐怖心を覚えるというデメリットもあって、しばしば問題になる点だ。
個人的には、見えにくい席があっても別に構わないと思う。そういう席はチケットを安くすれば良い。むしろ喜ぶ人も多いだろう。
今は、他人のちょっとしたミスに鬼の首を取ったように騒ぐ人が多いのも原因のひとつのように思う。


長野駅善光寺口から、東に10分ほど歩く。
予想に反して、大きなコンクリート打放しの壁が現れた。
槙文彦を示すアイコンは
 端正な表情
 シンプルな幾何学的形態の組み合わせ
 洗練されたディテール
といったところだが、そう書いてしまうといずれも抽象的だ。
長野市芸術館を見た印象では、槙文彦を示すアイコンはやや希薄だった。

芸術館棟と市庁舎棟とをつなぐ鉄骨の造形に面白さを感じた。恐らく制震ダンパーの役目を果たしているのだろう。

 
 

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

papageno620

Author:papageno620
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア