FC2ブログ

TOYAMAキラリ 設計:隈研吾



富山市内には、とてもスタイリッシュなトラムが走っている。
その背後に見える「TOYAMAキラリ」を見てきた。




富山市の中心、西町の交差点に建つ、旧大和百貨店の再開発ビルである。
富山市立図書館とガラス美術館、富山第一銀行が入っている。
設計はRIA・隈研吾・三四五設計共同企業体




外観は、石とアルミとガラスによる縦長のパネルがランダムに構成されている。「隈研吾」を示すアイコンであるとも言える。
ただ、銀行が入っているせいなのか、外観に関しては若干保守的で硬い印象がある。













中央に6層吹き抜けのアトリウム
図書館と美術館がはっきりとした境界がなく、ゆるやかに融合した平面構成が特徴だ。

斜めに吹き抜けるアトリウムが、今までに見たことがないよう魅力的な空間を見せてくれる。
見た目の手法としては、構造体をスケルトンにしてガラスとルーバーで半透明感を演出するという、バブル崩壊以降に一般的になった手法である。
ランダムに角度をつけた木製のルーバーは、まさに「隈研吾」を示すアイコンそのものである。

斜めに吹き抜けるアトリウムを、位置をずらしたエスカレーターでつなぐというのは、非常に魅力的なアイデアだが、実現するには相当な力技が必要だと思う。

まず、構造的に難しい。
これにはフィーレンデールと斜材による架構を導入することで解決したようだ。
ただ、そのことは実際に建築を見てもよくわからない。

次に防火区画が難問で、エスカレーターロビーが区画出来ない事態がどうしても想定される。
断面的に斜めになっただけで、防火区画は格段に難しくなる。
これについては、避難安全検証がされているようだが、ちょっと想像を絶するほどの難しい検討が必要だったと思う。


隈研吾は、新国立競技場の設計者に選ばれた関係で一般にも広く知られるようになった。
新国立競技場も、これぐらいの空間になったら面白いと思うがどうだろうか。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

papageno620

Author:papageno620
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア