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1997年の撮影から~コンチネンタル・ミクロネシアのB727


コンチネンタル・ミクロネシア航空
B727-200(N79745)
撮影 1997年 成田、さくらの山

現在、ボーイング社の売上高に占める軍需の割合は49%。(2010年のデータ)
ロッキード・マーティンの78%、ノースロップ・グラマンの81%、ゼネラル・ダイナミックスの74%に比べるとその割合は低く、民間機に強い同社の特徴が表れているが、同社はもともと民間機よりも軍用機に強い会社だった。
B29やB52も同社の製品である。
そのボーイングが民間機に大きくシフトするきっかけになったのがB707である。

B707はボーイング社が初めて開発したジェット旅客機で、1958年に就航した。
この番号については、初のジェット旅客機を開発する意気込みから新しい番号をと考え、使用したことがない700番代を当て、語路も良いとして707を採用したということを以前何かで読んだことがある。
その後707の派生型として717の型式名が当てられ、それはB720として開発されたが、少数の生産で終わった。

B727は、B707よりも小型で、短・中距離用の旅客機として開発され、1964年に就航し、707と同様ベストセラー機になった。
以後、ボーイングの旅客機の番号は737、747、757、767、777と続き、787に至っている。
使われなかった717は、吸収したマクダネル・ダグラスが開発中だったMD-95に割り当てられた。

T型尾翼と、機体後部に3発のエンジンを配したレイアウトが非常にスマートな印象を与えるデザインで、とても人気があった。
同時期、同じようなレイアウトを採用した3発機に、ホーカー・シドレーの「トライデント」、ツポレフの「Tu-154」がある。
主翼下にエンジンを懸垂しないために、地上高を低く抑えることが出来るというメリットも見逃せない。

B727は1800機以上も生産され、ベストセラー機になった。
日本でも、日本航空、全日空、日本国内航空(後に東亜国内航空から日本エアシステムになり、日本航空と合併)が使用したが、1990年までに全て退役した。
日本路線ではコンチネンタル・ミクロネシア航空が1998年まで就航させていた。

現在ではB707、B727を見る機会はほとんどないが、この2種は各国の大富豪や要人の自家用機として使用されているものがある。
俳優のジョン・トラボルタは、B707を持っていて、自ら操縦する。
話題のドナルド・トランプも、B727を自家用機として使っていた。(現在はB757に変わっているようだ)

コンチネンタル・ミクロネシアはコンチネンタル航空の子会社で、グアムを拠点としていたが、2010年に親会社のコンチネンタル航空に統合された。
そのコンチネンタル航空もユナイテッド航空と統合して消滅した。
現在のユナイテッド航空は、コンチネンタル航空の塗装を踏襲しているので、この写真は意外と新しく見える。

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