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バリケン天国

バリケン
カモ目カモ科
体長 70cm以上(海外の図鑑による)
撮影 茨城県土浦市乙戸沼



これは「ノバリケン」という鳥を食用に家禽化したもので、各地の公園などで繁殖している。
この公園では常時100羽以上が生息していて、さながらバリケン天国の様相を呈している。
もともと食用として輸入されたものだが、食用としては定着しなかったようだ。
繁殖力が強く、飛翔能力もあるので各地に分布を広げている。

別名「台湾アヒル」「フランス鴨」などとも言う。
英語名はMuscovy Duck、つまり「モスクワの鴨」
「バリケン」の意味はよくわからないが、ネット上の情報ではオランダ語に由来すると言う。もっとも、ネットの情報はコピペで伝わったものが多いので、鵜呑みにするのは危険であると思う。

では、野生種ノバリケンの生息地はどこかと言うと、台湾でもフランスでもモスクワでもオランダでもなく、南米である。
思うに、食用として台湾から日本に伝わったものか。
家禽としてはフランスで改良された、あるいはモスクワからヨーロッパに輸入されたものかも知れない。
ノバリケンは全身緑がかった黒で、かなり地味だが、カモの仲間としては大型である。(♂の方がかなり大きい)
「飛ぶとウに似ている」と、海外の図鑑にはある。バリケンの飛翔は手賀沼などではよく見られ、確かにカワウによく似ている。




ヒナを連れた親。
これで2週間程度だと思う。ということは、9月下旬ごろに繁殖したことになる。
これは珍しいことではなく、通常7~8羽ほど生まれる。




これはバリケンとアヒルとの雑種でドバン(土蕃)-中国語で「トゥファン」-と呼ばれる。
雑種は一代限りで、通常繁殖能力を持たない。
山階鳥類研究所の創立者である山階芳麿博士は、このドバンを用いて雑種の不妊性を研究した。
この研究に基づいて、「鳥類雑種の不妊性に関する論文」を数編書き、これにより、昭和17年に北大から理学博士号を贈られた。
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