FC2ブログ

フルトヴェングラーの「グラン・パルティータ」を聴く


前記事の続き
http://blogs.yahoo.co.jp/papageno620hop/14074161.html


E-200にはモノラルスイッチというのが付いている。
モノラルレコードにはモノラルに最適の設定ということだろうか。カートリッジにもモノラル専用というものがある。
そこまでは手が回らないが、アンプにそういうモードがあるならばと、適当なモノラルレコードを物色してみた。

そこで出てきたのがこのレコード。
モーツァルト/セレナード第10番変ロ長調K361「グラン・パルティータ」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員
1947年録音

こんなレコードがあったことを長年忘れていた。
30数年ぶりの再会である。
これもアナログレコードのデジタル化ということを始めた結果である。
やっぱり物事はやらないよりやってみた方がよいとつくづく思う。


この曲の楽器編成は、オーボエ2、クラリネット2、バセット・ホルン2、ホルン4、ファゴット2、コントラバス1と指定されているが、現在ではコントラバスの代わりにコントラ・ファゴットで演奏されることが多い。その場合には「13管楽器のためのセレナード」とも呼ばれる。
(個人的にはコントラバスを使用した演奏の方が好みだが)

この風変わりな編成の音楽がどういう経過で書かれたのかはわからない。
少なくとも誰かの依頼で書かれたものではないようだ。
モーツァルトがその持てる想像力の全てをつぎ込んで、音楽の楽しさ、音楽を聴くことの喜びを存分に表現した作品で、なおかつモーツァルト特有の「一抹の寂しさ」を湛えた稀有の作品ということが出来る。
数あるモーツァルト作品の中でも最高傑作の部類に属するもので、個人的にはベスト5に入る作品だと思う。
ちなみに他の4つは
 交響曲第41番「ジュピター」
 クラリネット五重奏曲
 歌劇「フィガロの結婚」
 歌劇「魔笛」
こういうものは100人いれば100通り出来るものなので、「それは違う」と言われればそれまで。


映画「アマデウス」の中で、サリエリが初めてモーツァルトの作品に接し、その音楽のあまりの素晴らしさとともに、作曲者本人の下品さとのギャップに愕然としてしまうシーンに使われたのが「グラン・パルティータ」だったように思う。

フルトヴェングラーの最も重要なレパートリーは、言うまでもなくベートーヴェンである。
モーツァルトとの親和性は高いとは言えない。
ただ、ここに聴くグラン・パルティータは、同曲の中でも絶品と言っていいと思う。
音楽と言うのはつくづく奥深く、面白いものだと改めて思う。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

No title

はじめまして、パスピエと申します

フルトヴェングラーの「グラン・パルティータ」はCDで持っていますが暫く聴いておりません。この記事を拝見したので聴き直してみます

>数あるモーツァルト作品の中でも最高傑作の部類に属するもので、個人的にはベスト5に入る作品だと思う。

全く同感です。この曲は大好きなモーツァルトの作品で聴いた回数が一番多い曲です。何回聴いても飽きることがありません\(^O^)/

拙ブログで同曲をアップした記事です
ご覧いただけたらと思います
http://blogs.yahoo.co.jp/grand361k612/17916069.html
プロフィール

papageno620

Author:papageno620
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア