FC2ブログ

電線のマニアックな話

一般的な街中の電柱では、一番上に3本の電線が通っている。
電線が3本ある理由は、三相交流を送るためである。
交流電流は、プラスとマイナス間を交互に変化しながら流れている。図にすると、いわゆるサインカーブを描く。
これが120度ずつ位相をずらした3本で送るのが三相交流で、3本足すと常にゼロになる。
常に電流が流れていないのと同じことになるので、電流の帰り道が不要になる。要するに、非常に効率が良い。

さて、この3本線をどういう風に張るかという、マニアックな話なのだが。。。



これは北陸電力の張り方(富山県内で撮影)
横の部材は中央で電柱に取付け、両脇に2本の線が通り、真ん中の線は電柱の右と左に交互に取り付ける。



右に1本、左に2本



隣の電柱では、右に2本、左に1本張る
これを交互に繰り返す。


ここで一番上に細い線が1本通っているのは「架空地線」と言う避雷のための線である。
ちなみに、電気に関しては「架空」は慣習的に「がくう」と読む。
「かくう」と言うと、実在しないものを意味するので、混同を避ける意味があるのかも知れない。




東北電力の張り方(福島県内で撮影)
張り方は北陸電力と同じである。



これは新潟県内で撮影したもの
新潟県は中部電力、あるいは北陸電力管内だと思っていたが、意外なことに東北電力管内である。
東北は6県だが、電力的には東北7県という言い方があるらしい。

写真はないのだが、以前見た北海道でも同様の張り方だったと記憶している。




東京電力の張り方(茨城県内で撮影)
東京電力は、3本の線を均等にして電柱の位置をずらしている。
電線が均等に通るため見栄えがいいということで採用されている。(ということを以前聞いた)



中部電力の張り方(長野県内で撮影)
中部電力は東京電力と同じ方式だった。







なお、最近は横材を片持ちにして3本並べる張り方や、縦に3本並べるやり方が増えている。
特に後者は、下から見上げた時にすっきり見えるということで、最近は多くなったような気がする。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

papageno620

Author:papageno620
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア