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騰波ノ江駅とその周辺



関東鉄道常総線「騰波ノ江駅」は、歴史ある地名を伝える駅であるとして、「関東の駅100選」に選ばれた。

鬼怒川は約2000年前、現在の下妻市比毛のあたりで小貝川と合流するようになり、それが原因でここに大きな湖が出現した。それが鳥羽の淡海(とばのあうみ)である。
万葉歌人は「つくばねのもみぢちりしく風吹けば とばの淡海に立てる白波」と詠んだ。
その後鬼怒川が流れを変えると鳥羽の淡海は姿を消し、騰波ノ江(とばのえ)の地名が残った。







近くにある騰波ノ江小学校
安易なひらがな地名が流行る時代だが、歴史ある地名を残していくのは大事なことである。




鳥羽の淡海の跡は、今は広大な美田に変わった。
遠景に見えるのは筑波山。
「日本百名山」を著した深田久弥は、標高1000mに満たない筑波山を選ぶに当たり、鳥羽の淡海のような歴史ある古い地名が今に残っていることを挙げている。

ちなみに養蚕が盛んだった地域を流れる小貝川は、かつて「蚕飼川」と書かれたこともある。
鬼怒川は、旧国名「毛野国」を流れることから「毛野川」と呼ばれたが、「衣川」「絹川」の字があてられたこともある。
両河川に挟まれたもう1本の川は現在でも「糸繰川」と言う。
当て字かも知れないが、昔をしのぶことが出来るいい名称が揃っていると思う。
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