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雑種シギ

撮影 2015.3.7
千葉県船橋市三番瀬

昨年10月から珍しい雑種シギが滞在していることを聞いてはいたのだが、なかなか行く機会がなく、今日やっと見て来た。
アライソシギとオバシギの雑種と見られているようだ。

干潮の時刻に合わせ、昼ごろに着いた。
弱いながら、なかなか雨が降りやまない。気温も低く、寒い鳥見となった。
天気の影響かバードウォッチャーの姿は皆無で、広い干潟に一人だけの観察。10数年通っているが初めてのことだ。


アライソシギはアラスカで繁殖する日本未記録種。
その名の通り、主に岩礁海岸に生息する。英語名は端的に”Surfbird”
学名 Aphriza virgata が示すように、Caridris属とは別の属と見られている。

体長はオバシギよりは明らかに小さく、コオバシギと同大かやや大きい。
今日は比べる対象が主にハマシギとミユビシギだったので、明らかに大きい。

シギを見るとき、まず注目するのは大きさとともに嘴の特徴だ。
長いか、短いか。太いか、細いか。真っ直ぐか、曲がっているか、反っているか。
真っ直ぐで太短い嘴を持つシギというと、キョウジョシギぐらいしか思い浮かばない。
本種は下嘴基部に黄色味がある。これも珍しい特徴だ。







胸がかなり黒っぽく、脇に明瞭な黒いスポットがある。
アライソシギ第1回冬羽のような特徴がよく出ているように感じる。
予備知識なしにこの個体を見たら、コオバシギの変な個体と考えるかも知れない。少なくともオバシギには見えない。




属は異なるが、岩礁海岸に生息するということからもキョウジョシギと近いのかも知れない。
キョウジョシギと似たような行動。







飛んだところを見ると、翼の上面に白い翼帯が目立つ。
翼下面は白っぽいが、初列大雨覆に濃色のパッチがある。コオバにはない特徴。
腰は白く、尾羽には明瞭な黒帯がある。これもコオバにはない特徴。

海外の図鑑と見比べると、アライソシギと言うには嘴が長く、足も長い印象がある。
片方の親については、オバシギあるいはコオバシギが考えられると思われるが、そのあたりの考察は手に余るので他のウェブサイトをご覧いただきたい。
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No title

三番瀬のなぞのシギは、気になっていました。
ベテランさん、常連さんが謎と言っていたので
なんなのだろう?と思っていました。
シギの雑種もあるのだな~と初めて知りました。

No title

> キプロスのネコさん ありがとうございます。
シギの雑種というのは、時折話題になりますが、カモやカモメと比べると数は少なく、かなり珍しいものだと思います。
雑種というと人気は今ひとつですが、この個体は非常に珍しくて面白い個体だと思いました。
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