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アルゲリッチ・コンセルトヘボウ・ライヴ1978&1979(ソロ・リサイタル)


アルゼンチン出身のマルタ・アルゲリッチ(1941~)が、当代最高のピアニストの一人であることは間違いない。
数多くの独奏曲、協奏曲などの録音を残しているが、ちょうどCDが世に出た1983年ごろから、ソロ活動を全く行わず、室内楽やピアノ・デュオに傾倒して行くようになった。
2003年、ネルソン・フレイレとのピアノ・デュオコンサートを鎌倉芸術館で聴いたが、この時もソロは全くやらず、全てフレイレとのデュオに終始した。
ソロ活動を行わなくなった理由はわからない。
みんなでひとつの音楽を作り上げていく協働作業の方が楽しくなったのだろうとは思う。
だが、頑ななまでにソロ演奏を拒否するのは、何か特別な理由があるのだろうか。
全盛期のソロリサイタルのライブを聞くと、謎は深まるばかりだ。
全盛期で引退同様となり、以後全く活動を行っていない歌手ちあきなおみを連想する。もちろん、アルゲリッチは引退したわけではなく、室内楽、特にピアノ・デュオの分野で重要なレパートリーを築き上げて来たのは注目に値する。ただ、何とも勿体ない印象は否めない。


曲目
■バッハ/パルティータ第2番ハ短調BWV826
■ショパン/夜想曲第13番ハ短調OP48-1
■ショパン/スケルツォ第3番嬰ハ短調OP39
■バルトーク/ピアノソナタSz80
■ヒナステラ/アルゼンチン舞曲集OP2(3曲)
■プロコフィエフ/ピアノソナタ第7番変ロ長調「戦争ソナタ」OP8
(アンコール)
■スカルラッティ/ソナタニ短調K141
■バッハ/イギリス組曲第2番イ短調BWV807~ブーレ

アルゲリッチとバッハというのは意外な組み合わせのようにも思えるが、同時期に録音されたバッハ作品集を聴いてもわかる通り、アルゲリッチとバッハの親和性はとても高いと思う。
続くショパン、バルトーク、母国アルゼンチンを代表する作曲家ヒナステラの作品。いずれも凄い演奏だ。
最後のプロコフィエフも圧巻だが、前の3曲が凄すぎるので、意外に大人しい演奏に聞こえてしまう。もっとも同曲に関してはポリーニ盤が凄すぎるのかも知れない。
アンコールの2曲もいい選曲だ。
特にバッハのイギリス組曲第3番は、1曲目のパルティータ第2番とともに、前述のバッハ作品集に収められている。特にこのブーレは逸品である。

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No title

ピアノ:アルゲリッチ カラヤン指揮ベルリンフィルでチャイコフスキーのピアノ協奏曲のLPレコードを持っていて、つい先日ディジタル化しました。1970年代初めの録音と思います。美人だけど気むずかしくって結構コンサートをキャンセルしたりしてましたよね。

No title

コメントありがとうございます。
アルゲリッチとカラヤンの競演というのは残念ながら知りません。
チャイコフスキーで、アバドとの競演はありますね。
アルゲリッチは確かに気難しいイメージはありますね。ソロをやらない理由もそれでしょうか。

No title

済みません、間違えていました。シャルル・デュトワ指揮、ロイヤル・フィルでした。

No title

ありがとうございます。
2番目の旦那さんとの共演ですね。
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