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亜種オーストンヤマガラ@三宅島

ヤマガラ(亜種オーストンヤマガラ)
スズメ目シジュウカラ科
体長14cm
撮影 2014.5.31 三宅島






三宅島、御蔵島、八丈島に分布する固有亜種。
基亜種ヤマガラに比べてやや大きく、足と嘴が太い。これは食性に適応したもののようである。
何と言っても色合いが全く違うので、仮に基亜種ヤマガラと混在していても見間違うことはなさそうである。



アカコッコ館裏の水場で

・・・・・・

アラン・オーストンと言う人は横浜に在住していたイギリス人貿易商で、鳥類の採集者、アマチュアのナチュラリストでもあった。
他にオーストンウミツバメ、亜種オーストンオオアカゲラにその名を残している。
オーストンは愛用のヨットを用いて、海洋生物の研究にも貢献した。ミツクリザメの発見者としても知られている。

・・・・・・

ところで日本の鳥には、人名または人名と思われる名が付いたものがいくつかある。
鳥類の名にその名を残した人物を、この機会に一通りまとめて見よう。
(飯島魁については、先日の記事を参照)

■折居彪二郎(おりいひょうじろう)
(オリイモズ 亜種オリイコゲラ 亜種オリイヤマガラ)
明治の終わりから昭和の初めにかけて、主に山階芳麿や黒田長禮といった鳥類や哺乳類の研究者の依頼で、千島、樺太、朝鮮半島、満州、琉球列島、台湾、ミクロネシアなどで鳥獣の採集を行った。

■小川三紀(おがわみのり)
(オガワコマドリ 亜種オガワミソサザイ)
1876年(明治9年)に静岡藩医の家に生まれた。
日本人で最初に鳥類に専念した研究者の一人と言われ、飯島魁に次いで日本の鳥類目録をまとめた人。
精力的に鳥類の標本を収集して研究を続けたが、惜しくも32歳という若さで没する。
死の2年前(1906年)、静岡県で不明の鳥を採集し、その鳥にオガワコマドリの名が付けられた。

■波江元吉(なみえもとよし)
(亜種ナミエオオアカゲラ 亜種ナミエヤマガラ)
1854年生まれの動物学者で、ナミエシロチョウにもその名が残る。

■籾山徳太郎(もみやまとくたろう)
(亜種モミヤマフクロウ)
日本橋の商家に生まれ、貿易で財を成し、鳥類の標本を多数採集した。
そのコレクションは現在山階鳥研にあるが、山階が所蔵する標本の1割ほどが籾山コレクションだと言われている。
また、早くから探鳥会の指導的な役割をした人物としても知られている。
「探鳥会」とは中西悟堂の造語だが、中西が戦前から行っていた明治神宮探鳥会を、戦後引き継いだのが籾山徳太郎であった。

■野口源之助(のぐちげんのすけ)
(ノグチゲラ)
1844年生まれの採集者。
イギリス人ジェームス・プライヤーとともに標本を採集した。

■シャルル・リュシアン・ボナパルト
(ボナパルトカモメ)
ボナパルトと聞くとナポレオンを連想するが、的外れではなく、ナポレオンの弟の長男に当たる鳥類学者。


以下は、人名に由来するかどうかわからないが、出典不明のもの
◆ヤマザキヒタキ
山崎常太郎(やまざきつねたろう)という標本採集者の名が知られているが、ヤマザキヒタキがこの人に由来するかどうかは不明。
山階にはヤマザキヒタキの標本が2点あるが、ともに外国人の採集によるものらしい。

◆アサクラサンショウクイ
朝倉喜代松という採集者の名前が記録に残っているが、この人に由来するかどうかは不明。
この人を検索すると、台湾のウェブサイトが多くヒットし、蝶関係の記事が多いように思われる。
もしかすると人名由来ではなく、朝倉山椒(アサクラザンショウ)という、サンショウの品種に由来する命名かも知れない。

◆マキノセンニュウ
植物だったら牧野富太郎で決まりだと思うが、鳥なので関係はなさそう。
「牧野」とは単に牧草地を指すという説もある。マキバシギやマキバタヒバリのような命名かも知れない。

◆ウチヤマセンニュウ
「内山」の由来は、人名であるかどうかも含めて不明。

◆亜種モスケミソサザイ
亜種名はmoskeiだが、由来は不明。
とりあえず日本産鳥類目録の中で、漢字表記不明の鳥はこの亜種だけ。
「モスケ」の由来と漢字表記を知りたいのだが、どなたかご存じではないだろうか。
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