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インバル/東京都交響楽団のマーラー第9



日比谷でカモメの撮影をひとしきり行った後、すぐに池袋に向かう予定だったが、ふと建築中の虎の門ヒルズが目に入り、ちょっと見て行こうと思ったのが間違いの元。
地下鉄の駅が意外に遠く、結局神谷町から乗って有楽町線に乗り換えて池袋まで。
14時開演のコンサートと言うのに、池袋の駅を出たのが13:58
出口が遠かったらアウトと思ったが、地上に出たら幸い東京芸術劇場が目の前だった。
長い長いエスカレーターを駆け上がり、会場に入るが、トイレに行かないわけにもいかず、座席に着いたのが14:05。これでも奇跡的なスピードだと思う。
音合わせが終わりマエストロが登場し、第1楽章が始まったのが14:08。
大汗をかいた。こんなことは経験がない。反省。


昔、NHK-FMから流れて来た話を今でも覚えている。
マーラーの交響曲を
 1番 2番 3番
 4番
 5番 6番 7番
 8番
 大地の歌 9番 10番
という風に、4番と8番を間奏曲のように見て、3曲ずつ3つに分けて見る。
その中心は、2番、6番、9番となる。
 2番のテーマは「復活を伴う(救いのある)死」
 6番のテーマは「救いのない死」
 9番のテーマは「全てを受け入れる諦めとしての死」

マーラーという人は病的なまでに死を恐れた人だ。
マーラーの苦悩。
死の恐怖を乗り越えようとする、あるいは忘れようとする気持ちがその想像力の源泉だったのかも知れない。
そう考えると、マーラーの交響曲は全体で1曲の作品のように考えられなくもない。
未完の10番をとりあえず置いておくと、9番、それも第4楽章は壮大な交響曲のフィナーレのようなものだ。
マーラーの第9、とりわけその第4楽章は大げさに言えば、クラシック音楽の究極みたいなものだと思う。

今回の第9は文句なしに素晴らしかった。
反芻しながら、また色々な第9を眺めては考える。
名曲だけに名盤も目白押しである。



インバル指揮のフランクフルト放送交響楽団
1986年録音



バルビローリ指揮のベルリンフィル
1964年録音
ベルリンフィル自身が希望して録音したという伝説的名演
実はこれを聴きながらこの記事を書いている



バーンタイン指揮のベルリンフィル
1979年録音
バーンスタインがベルリンフィルを振った唯一の録音として知られる名盤


これはごく一部で、同曲にはまだ数々の名盤がある。
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