FC2ブログ

フルトヴェングラーの歴史的録音(その2)


ベートーヴェン/交響曲第5番
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1947年5月27日、ベルリン、ティタニア・パラストでのライヴ

フルトヴェングラーは、第二次大戦中もドイツ国内に留まり、演奏活動を続けた。
そのためナチスに協力したという嫌疑でニュルンベルグ裁判にかけられる。
結果は無罪となり、1947年に復帰した。
その記念碑的演奏会のライヴである。
当時旧ベルリンフィルハーモニーホールは、空襲で廃墟と化していた。(新しいホールは、1963年にハンス・シャロウンの設計によって建設)
そのため、ティタニア・パラストという映画館で演奏されたものである。


ベートーヴェンの交響曲第5番
膨大な西洋音楽のレパートリーの中での代表曲みたいに言われている曲だが、数ある同曲の録音の中でも、最も感動的と言える演奏である。

早いもので、すでに35年ほどの月日が過ぎて行ったが、初めてこのレコードを聴いたときの衝撃は今でも忘れられない。
今までの生涯で、最も素晴らしいものと出会った瞬間だった。
自分は「感動した」という言葉を軽々には使わないが、この時ばかりは心の底から震えるような感動を味わったことだけは間違いない。この経験があったからこそ今の自分があるのだとさえ思う。

戦争が終わり、廃墟の中から立ち直ろうとするベルリン市民も、帰って来たフルトヴェングラーの演奏にどれほど感動したのだろうか。当時はそこのところまでは考えなかった。
こんな風に考えるようになったのも、年を取ったせいか、それとも昨今の風潮が影響しているのか、それはわからない。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

papageno620

Author:papageno620
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア