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フルトヴェングラーの歴史的録音(その1)


ベートーヴェン/交響曲第9番
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
 エリザベ-ト・シュヴァルツコップ
 エリザベート・ヘンゲン
 ハンス・ホップ
 オットー・エーデルマン
1951年7月29日、バイロイト祝祭劇場でのライブ録音

バイロイト音楽祭は、ドイツの地方都市バイロイトで毎年夏に開かれる、ワーグナーのオペラを上演するために行われる音楽祭である。
会場のバイロイト祝祭劇場は、ワーグナー自身が自分のオペラを上演するための理想的な劇場として構想し、建築家オットー・ブリュックヴァルトの設計によって1876年に建設された。
客席は1645席。
当時としては非常に斬新な設計で、その後の劇場建築の基本となった。

バイロイト祝祭管弦楽団は、この音楽祭のためにドイツ各地のオーケストラのメンバーを臨時に招聘して作られる。
ワーグナーの作品を上演するためのオーケストラであるため、基本的には他の作曲家の作品が演奏されることはないが、戦後中断されていた音楽祭が再開された際、例外的にベートーヴェンの第9が演奏された。その際のライブ録音である。
祝祭劇場のこけら落としに第9が演奏されたという故事に由来する。(以後何度か演奏されたらしい)


ベートーヴェンの第9と言えば超有名曲であり、夥しい録音があるが、60年も前の録音がいまだに決定盤と言われているのも凄いことだ。
自分自身としては、今ではこの盤を聴くことは稀になってはいるが、今回改めて聴きなおして見て、その異様とも思えるような緊張感に満ちた演奏はやっぱり凄いと思った。
今風の演奏とは一線を画しているが、クラシック音楽の膨大な遺産の中で、頂点に位置する録音であることは間違いないと思う。


ところで同録音には、バイエルン放送が保管していたという別テイクの録音があって、2007年にオルフェオから発売になって論議を呼んだ。
曰く
 EMI盤はゲネプロで、オルフェオ盤が本番
 EMI盤はゲネプロと本番を編集したもの
 オルフェオ盤がゲネプロ
などと諸説入り乱れているが、そのあたりはネット上に溢れているのでここでは取り上げない。

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