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罪悪/フェルディナント・フォン・シーラッハ


罪悪
フェルディナント・フォン・シーラッハ
東京創元社 1800+税

前作「犯罪」で注目を浴びた作家の第2短編集。
著者は、ナチス全国青少年最高指導者バルドゥール・フォン・シーラッハの孫。
著名な刑事弁護士で、前作と同様、実話を題材にさまざまな犯罪を描き出す。

収録作品
 ふるさと祭り
 遺伝子
 イルミナティ
 子どもたち
 解剖学
 間男
 アタッシュケース
 欲求
 雪
 鍵
 寂しさ
 司法当局
 精算
 家族
 秘密

15編で200ページほど。1話1話はごく短い話である。
短いセンテンスで淡々と語る筆致は相変わらずで、読後に深い余韻を残す。
最後の「秘密」は、ちょっと意表を突いた作品で、小噺のような結末が面白かった。

前作に比べると全体的なインパクトは若干弱い。
実話を元に書いているので、いいネタは前作で出してしまったのかと考えるとちょっと残念だが、次作にも期待したい。

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