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ユリカモメ、風切のパターン

昨日、夏羽が残るユリカモメの写真を載せたが、こういう個体は少ないながらもそれなりに見られるらしい。
ArigaさんのHP「ミツユビカモメと仲間たち」の中にも、銚子で撮影された同様の個体が掲載されている。
西の方では、これも同様の個体がミナミユリカモメではないか、という騒ぎになったらしいということは何となく聞いていた。
ここで唐突に「ミナミユリカモメ」という名前が出て来た理由を考えて見るのは興味深い。
私を含めてほとんどの人が聞いたことがないという名前である。
ミナミユリカモメは南米のカモメで、日本の図鑑はもちろん、ヨーロッパやアメリカの著名な図鑑にも載っていない。
Olsenの”Gulls”にも載っていないのである。あれは基本的に北半球のカモメを扱っているから。

Brown-hooded Gull(ミナミユリカモメ)
の表記を見て、最初はBrown-headed Gull(チャガシラカモメ)のことだと勘違いをした。
チャガシラカモメならば、国内で数回の観察例がある。
チャガシラカモメは虹彩が淡色なので初めから除外して、ミナミユリカモメを考えたのだろうか。
どちらにしても初列風切のパターンは全く違うので、件の個体はユリカモメで間違いないと思う。

ミナミユリカモメが飛来する可能性はかなり低いと思うが、チャガシラやボナパルトは可能性がないわけではないので、密かに期待はしている。
その場合、飛んだ時の風切のパターンをよく見ることが必要だろう。
銚子の港内で飛んでいるミツユビカモメを探す時などに、風切のパターンをなるべく意識して見ようとは考えている。ミツユビの場合は羽ばたき方が違うので、そちらの方が目立ったりするのだが。



ユリカモメ成鳥のパターン(下面)




ユリカモメ第1回冬羽のパターン(上面)

いずれも典型的なパターンで、初列風切先端が黒く、特に下面ではP9、P10の白色部が大きく、ミラーにはならない。
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非公開コメント

No title

先日、そのミナミユリカモメだというカモメを見にでかけたのですが、その時、大きなカモメの図鑑を拝見しました。
おっしゃるようにそれにはBrown headed gull は載っていましたが、
Brown hooded gull は載っていませんでした。
その時は、Brown headed gullのことかと思っていましたが、どうも
その写真が違いすぎるので、帰宅後ネットで検索してみたら、別に
Brown hooded gullがあり、何故図鑑に載っていなかったのか不思議
に思いました。 なるほどそういうことだったのですね。
勉強になりました。
ナイス!

No title

ミナミユリカモメの名前がなぜ出て来たのかはよくわかりません。
その鳥が飛来する可能性は非常に低いと思いますが、チャガシラカモメは見てみたいと思います。
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papageno620

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