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セグロサバクヒタキ

セグロサバクヒタキ
スズメ目ヒタキ科
体長15cm
撮影 2013.9.23

9月17日ごろに発見されたらしい。
25日現在では確認されておらず、抜けたものと考えられる。

22日、白樺峠でのタカの渡り観察中、その情報が入って来た。
「帰りに寄ってみるか」みたいな話もあったが、場所が特定出来た時点ですでに午後2時過ぎだったためさすがに無理で、次の日に廻すことになった。
3連休の最終日はのんびり過ごそうかと思っていたが、結局そうさせてはもらえなかった。

23日
3連休の最終日とあって、夕方はかなりの渋滞が予想された。
なるべく早い時間にと考えて、白樺峠に一緒に行った仲間のうち3人は5時過ぎに家を出たらしい。
私は朝のうちに用があったので9時ごろに出発。2時間半ほどかけて、11時半に現地に着いた。
50人ぐらいのカメラマンが囲んでいた。
こういう鳥見は久しぶりだが、1年に1回ぐらいはいいかと思った。
1時間ほど観察。
帰りは湾岸線を通り、3時間ほどかかって家に着いた。
時間的に早かったので、それほどの渋滞には巻き込まれずに済んだ。

・・・・・・

日本で記録されているヒタキ科サバクヒタキ属の鳥は4種
 ハシグロヒタキ Northern Wheatear
 イナバヒタキ Isabeline Wheatear
 セグロサバクヒタキ Pied Wheatear
 サバクヒタキ Desert Wheatear

一番わかりやすい識別ポイントは、尾羽に出る逆T字型の黒い模様の形状である。
Tの字の縦棒に当たるのが中央尾羽(T1)で、この黒色部が大きく、最も外側のT6の黒色部が次いで広いのが本種の特徴とされる。
当該個体については、T1の黒い部分が小さいようにも見える。元の部分がぼやけて見えるのは上尾筒が重なって見えているもののようでもある。
ただ総合的に見て、セグロサバクヒタキであることは間違いなさそうである。

「ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイド」(スヴェンソン)に当たって見よう。
 初列風切はP7あるいはP8が最長。
 P6~8に外弁欠刻がある。
 喉に、狭い淡色の線。胸はくすんだ褐色のまだら模様(♀)
以上の特徴は、ウェブ上にある写真を見比べても大体合っているようにように思われる。

雨覆に褐色の羽縁が目立つのは幼羽と思われるので、第1回冬羽の可能性が高い。
”COLLINS”には♂第1回冬羽の絵はあるが♀の絵はないので、推測の域を出ないのだが、黒味が強いのが♂で、褐色味が強いのが♀ではないかと思われる。
写真で見る限りでは、黒味は強いようにも弱いようにも見える。ホワイトバランスの問題もあるので、そのあたりの判断は微妙。
実際に見た感じでは褐色味が強く、全体的に淡い色合いに見えたので、♀第1回冬羽ではないかと考えた。

ヨーロッパのウェブサイトによれば、乾燥した草地や砂礫地に生息し、高さ1.5m以下程度の止まり木から、地面にいる餌を探す。主として昆虫食である。
地上にいることはあまりないとされるが、実際に見た行動も大体そういう感じだった。

なお、ヨーロッパで記録されているサバクヒタキ属の鳥は18種類ほどあり、本種との識別上問題になりそうなのが、
 カオグロサバクヒタキ
 キプロスサバクヒタキ
の2種であると思われる。(ともに未記録)
特にカオグロサバクヒタキの第1回冬羽に関しては、本種と極めてよく似ていて、スヴェンソンによれば識別困難な場合もあると言う。
ただ、生息域はセグロサバクヒタキよりも西に当たるので、飛来する可能性は低いと考えられる。

・・・・・・

ところで、属名を表す”Wheatear”は「麦の穂」と訳される。
麦の穂に止まる鳥という意味か、あるいはその色からの見立てか、と考えたがどうやら違うらしい。
その特徴的な白い腰を”White arse”と呼んだのが転化したもの、という説が海外のウェブサイトにあった。
”arse”は「尻」を表す言葉だが、あまり上品な言い回しではなく、本来は”rump”を使用するのが適切だと思われる。






露出の関係で、褐色にも黒っぽくも写ってしまう。



雨覆に褐色の羽縁がある。
最長の初列風切はP7



P9の長さはP6と5の中間。
このあたりの翼式は、少なくともハシグロヒタキとの識別には役に立つかも知れない。
尾羽の特徴は、この写真だとよくわからないが、T6の黒色部が大きいことはわかるような気がする。



この写真のみデジスコで
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