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今年の天文現象から

今年も残すところあと4日。
注目の天文現象が目白押しの一年だった。
一生に何度とは見られない、珍しい現象が3つ。
天体観測は天候に大きく左右されるもの。3つとも見られるかどうかは際どいところだったが。
その経過を振り返って見よう。


■5月21日
金環日食

今年最大の話題になった金環日食。
茨城県南はその中心に当たり、場所的には絶好の条件である。
だが、事前の予報では曇り。曇天の金環日食ほど面白くないものはない。どういうことになるか心配だったが。。。

4時半ごろ起きて様子を見てみると、雲は出ているが思ったほどでもない。
衛星画像を見ると茨城県北部か栃木県内が良さそうな感じ。
とりあえず常磐道に乗り、様子を見ながら友部ジャンクションで北に行くか西に行くかを決めることにした。結果的には西に行って笠間市内で観察することになった。
鳥見仲間のI先生は大洗に行って正解だったが、鉾田では雲が出てしまったそうだ。

6時半ごろ、三脚にデジスコをセットし、太陽を導入して食の開始を待つ。
少し雲がかかる時間帯もあったが、ほぼ快晴だった。




7時33分ごろ撮影



■6月6日
金星の太陽面通過

これは日食よりもはるかに稀な現象で、百数十年に間に2回という頻度で起きる。
次回は105年後なので、間違いなくラストチャンスである。
この現象に関する興味は、金星がある程度の大きさを持った真円に見えるということかと思う。
大体、内惑星である金星が真円に見えることは、普通はないのである。
見えるとすれば、夜明け直前、太陽がまだ地平線下にある時に地平線のわずか上にある時か、逆に日没直後、地平線のわずか上にある場合で、どちらにしてもかなり難しい撮影だろうと思う。


天気予報はほぼ絶望的だった。
接触の開始は7時11分ごろ。終了は13時47分ごろ。
金星が真円に見える時間帯は、7時28分ごろから約6時間。13時30分がタイムリミットである。

太陽は厚い雲の上だが、雨は降っていない。
西の方の雲が薄いのはわかった。
ひょっとすると昼すぎには雲が切れるのではないか、と淡い期待を抱いて昼休みに近くの公園の駐車場に行って、車中でスタンバイする。
終了の時刻が刻々と迫って来た13時ごろ、薄い雲の間から太陽の輪郭がチラチラと見え始めた。



一眼で、ダメもとで撮影して見たのがこの写真。
画像処理はしているけれども、一応金星がはっきりと写っている。
終了10分前ぐらい、さまに奇跡のような撮影だった。
物事はやっぱりあきらめてはいけないと、つくづく感じた一瞬。


■8月14日未明
金星食

これまた前日の天気予報は芳しくなかった。
0時30分ごろの衛星画像を見て、千葉県方面が良さそうと判断し、佐原から銚子方面を目標に出発した。
小見川あたりで、東の空から赤い三日月が金星を従えて昇って来るのが見えたので、利根川の堤防上(茨城県神栖市内)で観察することにした。




2時44分、潜入直前の写真。
薄い雲がかかり、肉眼ではぼんやりとしか見えない状態だが、望遠鏡でははっきりと観察出来た。

3時30分に食は終了したが、この時間帯は奇跡的に雲が切れて、肉眼でも観察することが出来た。
このあとは厚い雲に覆われて、5時過ぎには雨になった。
この日はこのまま湯の丸山に行くつもりだったが、さすがに無謀な計画で、家に帰ってすぐに寝た。


いずれも天気予報には一喜一憂させられたが、3つとも何とか観察できたのは奇跡に近かったかと思う。


さて来年は?
今年のような派手な天文イベントはないが、ひょっとすると非常に明るい大彗星が観察出来るかも知れないと言う情報がある。大いに期待したいところである。
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