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次の天文イベント

昨日の金環日食。
天気予報ではあまり芳しくなかったが、意外と多くの場所で観察出来たようで、何よりだったと思う。
自分としては、結局は地元にいても見られたかも知れないが、それは結果論なので、動いたことは間違っていなかったと思う。

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次の注目すべき天文現象は、6/6に起こる「金星の太陽面通過」である。
これは日食よりもレアな現象なので、ぜひ観察してみたいと思う。

その2日前、6/4に部分月食が見られる。
日食と月食は裏腹の現象であって、昨日日食を起こした月が、2週間後に反対側に回って月食になるわけだ。
月から見ると、地球による日食になるわけだが、月から見ると地球の直径は太陽の4倍もあるので、金環日食は有り得ない。
地球から見て、太陽と月がほぼ同じ大きさに見えるというのは、つくづく奇跡のような偶然であると思う。

月食は、実は日食よりもやや稀な現象なのだが、日食よりも頻繁に起きるような印象がある。
どちらも1年に2回程度あるのだが、一回の日食が世界のごく一部でしか見られない現象であるのに対し、月食はそれが夜間であれば世界中で見られる現象だからである。

今回の月食は、去年12月の皆既月食のような派手さはないが、昨日の日食の裏返しであると考えれば、一層の感懐があるかも知れない。

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次に日本で見られる日食は2016年3月9日だが、これは最大食分25%程度の部分日食である。

本当の意味での次回は2030年6月1日の金環日食で、これは北海道のほぼ全域で見られる。
これは昨日の金環日食と同じ日食である。
どういう意味かというと、日食には周期があることが知られていて、簡単に言うと18年と15日プラス約8時間で同じ日食が繰り返し起きるのである。
この間に4回ないし5回の閏年があるので、実際には18年と10日あるいは11日後となる。
今回(2012年5月21日)の18年と11日後が2030年6月1日というわけである。
プラス約8時間という時間差があるので、この間に地球は約120°自転する。
日食が見られる地域が120°移動するにもかかわらず、2回続けてこの小さな日本で見られるというのは全く偶然ではあるだろうが、有難いことではある。前回、1994年5月10日の日食はアメリカで観察されている。

なお、同じ日食は同じ緯度で起きるわけではなく、極地方でのみ観察される部分日食から始まり、北または南に移動して、最後はまた極地方で部分日食が起きて終わる。
日食にも一生があるのである。それは1000年以上の寿命がある。
ひとつの日食は、一生の間に数十回の日食という現象を地上に起こす。
そのサイクルと、一人の人間の一生と、その生きている場所とその日の天候と。
それらが全て噛み合った時、日食と言う天文現象と、ある人の人生が出会うのである。まさに一生に一度の邂逅と言っても過言ではない。
日食なんて興味がない、と言う人も多いし、その考え方は否定はしないけれど、ちょっと勿体ないのではないかと思う。


そんなことを考えると、次回2030年6月1日の日食にやっぱり会いたいような気になった。
2035年の皆既日食よりも5年近い、という現実的な理由もあるが。
「それまで生きていられるか」などと考えるのは一応置いといて、6月1日前後の北海道なんて、鳥を見るにも最高の時期ではないか、などと余計なことを考えた。

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