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王仁塚の桜(山梨県韮崎市)


王仁塚(わにづか)の桜
山梨県韮崎市
撮影 2012.4.16

日曜日、午後のうちに小淵沢に移動した。
2日目は、甲州の名桜を巡る。

数的には信州ほどではないが、甲州も名桜の宝庫。
 身延山久遠寺のシダレザクラ
 山高神代桜
 王仁塚の桜
 乙ヶ妻のシダレザクラ
 神田の大糸桜
を「甲斐五桜」、、、、とは言わない。私が勝手に言っているだけだが、その5本を知っている人には納得してもらえるかも知れない。

5本の桜は、この順に見頃を迎える。
逆に言うと、1回の撮影行で5本を見ることは無理である。
今年の開花は遅く、この時点で
 身延-散り初め
 山高-満開
 王仁塚-満開
 乙ヶ妻-5分
 神田-つぼみ
という感じである。
今回は乙ヶ妻に期待していたのだが、やっぱり時期が合わず、結局はおなじみの「山高」と「王仁塚」を巡ることになった。

この日の1本目は躊躇なく「王仁塚」である。
なぜか。
この桜は、早朝でなければならない、ある事情があるからである。

カメラマンには、日本で一番人気がある桜かも知れない。
傾斜のある農耕地の中に、やや盛り上がった「塚」があり、その上に均整の取れた1本桜が凛として立っている。
桜の右手には八ヶ岳が控えている。
朝日は右斜め後方から射し、桜と残雪の八ヶ岳を斜光線が赤く染める。
風景を撮影するカメラマンならば、それがどれほど得難いロケーションであるかは、わかっていただけるだろう。

駐車場がそんなにあるわけではない。
平日とは言っても、カメラマンには関係ない。
桜の見ごろは短いのである。

この時間ならば大丈夫だろうと見込んで、午前2時半ごろ現地入りした。
駐車スペースは幸い確保出来たが、3時過ぎには一杯になった。
カメラマンは3時前から動いている。
自分はそこまでの根性がないので、4時ごろまで車の中にいた。
だが、結局はそれでは駄目なのである。

桜の撮影ポイント周辺は田んぼなので、勝手に入ることはできない。
桜から延びる通路とその先に、L字形に鉄パイプで柵が作ってある。
巾は2mほど。
前面に10人程度、三脚を立てることが出来る。
その後ろからでは前の人が邪魔になるので、よほど高い三脚を立てて、脚立に立つしかない。

もう一つの問題が、桜のすぐ左にある送電線の鉄塔である。
右に行けば行くほど送電線が画面に入ってしまうので、出来るだけ左の方を確保したいと考えるのは人情だが、ベストの場所は3~4人分程度である。
夜のうちに三脚だけ立てておく人もいるのである。
我々一般のカメラマンが、ベストのポジションを確保することは、限りなく不可能に近い。
今回は一番右から2番目ぐらいの場所だった。
カメラマンが好んでは確保しない場所である。

カメラマンの場所取りが激しくなると、トラブルも起きる。
珍鳥の撮影にも似た、こういう状況下での撮影はあまり好きではないので、この桜の撮影は今回が最後になるかも知れない。


この日、結局雲が出てしまい、八ヶ岳も姿を現さなかった。
9時過ぎぐらいには、青空が覗くのでは? という観測もあったが、自分はそんなに待ってはいられないので、今回はあきらめて王仁塚を後にした。


次回は山高神代桜

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No title

早朝のショットは旅行者の私にはまずむりだけど、みなさんの努力わかります。さぞかし美しい光景でしょうねえ。
送電線の鉄塔がはいれば興ざめですよね。
べスポジは3~4にだけですか、場所取りも大変。。。
お疲れ様でした、この写真、十分素敵です。ポチ。

No title

ありがとうございます。
カメラマンが集まるポイントというのは、なかなか難しいところがあります。
私はそういうのは苦手なので、今後は躊躇してしまいます。
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