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震災9日目

墓参りに行った。墓石や灯篭があちこちで倒壊している。
震度5+程度では、こんなことはあり得ないと思う。
改めて今回の揺れの凄さを知った。

先日来、ガソリン不足のことばかり書いているので、ちょっと恐縮。
今日も至る所で給油待ちの渋滞が見られた。
被災地の苦しみは想像を絶しているというのに、こちらではガソリンの争奪戦をしているというのは情けない。
お題目ではない、明確なメッセージがあればいいのである。この国にも政府というのはあるらしいから。

・・・・・・

色々言いたいこともあるけれど、目下の関心事は福島の原発だろう。
この問題を終息させないことには、被災者の支援や復興にも本格的に取り組めないだろう。

テレビのキャスターや評論家、コメンテーターたちはとにかく批判ばかりしているが、今は責任問題を云々するより、もっと知恵を出したらどうかと思う。知恵がなければ黙っていてたほうがいい。無知を露呈するだけである。
週刊誌の見出しにも扇情的な文字が踊っている。こういうものは、中身は大したことがないことが多いので、私は一切読まないことにしている。


現在、最も切迫していると思われるのは3号機である。
なぜかと言うと、この3号機はMOX燃料が使われているからである。このことについてはまた後日。

ヘリコプターからの放水、放水車や大型消防車による地上からの放水など、必死の作業が行われている。
これら原始的とも思えるやり方に、メディアの一部からは揶揄するようなコメントもあるが、こういう場合には結局シンプルな方法がいい場合がある。
チェルノブイリでも、最後はヘリコプターによる砂の投下、という原始的な方法が取られた。
もちろん、チェルノブイリと今回の事故は全く性質が違う。

今日は自衛隊や東京消防庁などが長時間にわたって放水を行い、今のところ一定の効果が出ている可能性がある。
明日は、大型のポンプ車(コンクリート圧送用)が導入されるようだ。
私もこれほど大きなポンプ車は見たことがないが、なるほどこれならピンポイントで大量の水を送り込むことが出来る。
よくはわからないが、1時間に100tぐらいは送れるのではないか。
この方法だと、4号機のように、屋根は残っているけれども、壁に穴が開いているような場合でも、筒先をクレーンで吊り上げて建家の中に入れてやればプール内にピンポイントで入れることが出来る。
この方法は、海外からもたらされたアイデアであるらしい。
批判するより、まず衆知を集めることだ。

もちろん、批判されるべきところが多いのも事実ではある。
昨日の記者会見でも
 「福島第一は廃炉にするのか」
 「そのようなことも検討している」
というようなトンチンカンなやりとりが行われている。
これは廃炉せざるを得ないということは、素人の私も13日の記事で指摘しておいた。
問題なのは、廃炉の技術も確立されていないことである。健全な炉でさえ廃炉の技術は確立されていない。
また、その莫大な費用を東電は負担できるのか。
それ以上に、今後発生する補償問題を考えれば、東電は民間企業として成り立って行くのは無理だろう。

東電ばかりが悪いのではない。
都合の悪いことには蓋をして来た、国の原子力政策に根本的な問題があるので、そのことはまた明日。

・・・・・・

セリーグが予定通り開幕するということが批判を浴びている。
停電で負担を強いられているのに、煌々と照明を点けて野球をやるのか、という批判は当然だろう。
人間には娯楽も必要だという考え方もわかるが、このことが読売の独断専行で決められたということに、相変わらずだなと思った人は多いに違いない。


私自身、あれから本も読まず、音楽も聴かずの生活を続けてきた。
楽しみを自粛していたわけではない。その気になれなかっただけである。
こういうことがあると、どうしても自粛ムードになりがちなのは致し方ない。
楽しむにも自粛するにも、要は「ほど」というものがあろう。


今日は、地震発生以来初めて音楽を聴いている。
ミッシャ・マイスキーのチェロで、シューベルトのリートの編曲。
今、「万霊節の連祷 D343」が耳元で鳴っている。

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