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裏磐梯探鳥記

5月になると、居ても立ってもいられない。
繁殖期を迎え、山や高原では夏鳥たちのコーラスが聞けるようになるからだ。
夜明け前の高原で鳥たちの合唱が始まる瞬間に居合わせるとき、何にも換えがたい幸せな瞬間なのである。
6月の声を聞くと、鳥たちの囀りは若干さびしくなってしまう。
新緑は目が覚めるほどに美しいが、鳥たちの姿を隠してしまう。
さらに厄介なのは、エゾハルゼミの大合唱が鳥の声をかき消してしまうことだ。
やっぱり夏鳥の観察には5月がいい。
その楽しみを少し犠牲にしてでも、今回の裏磐梯の探鳥会を6月にしたのには、ある目論見があった。
アカショウビンを見ること。

結果から言うと、今回アカショウビンは見られなかった。
微妙な問題を含んでいるので詳しくは書けないが、結論としては時期が適当ではなかったということである。

多少の悪条件はあったものの、それを帳消しにする天気の良さと新緑のまぶしさ、まずまずの鳥見の成果で、とても楽しい旅だったということは間違いない。

・・・・・・

今回の参加者は若干少なめの8人である。
2台に分乗して、牛久を5:05に出発。
7:40に猪苗代、8:15ごろ桧原湖西岸に広がる裏磐梯野鳥の森に到着した。

私は先月の飛島でプロミナーを壊してしまったので、プロミナーは3台。
デジスコが2人、一眼は3人。全て手持ちである。
バードウォッチングの会では、大体こんなものだろうか。
カメラマンの会だったら大砲が並ぶのだろう。




このあたりでたくさん見られるウワミズザクラ

思った以上にハルゼミの声が凄い。
アオジがのんびりと囀っているが、ここではノジコも多い。
遠くでカッコウやのホトトギスが盛んに囀っている。
今年はどこでもカッコウの飛来が遅い。
ここでもまだ1週間ぐらいのようだ。記録的な遅さである。
遠くでツツドリの地味な声がする。
キビタキは時々姿を見せるが、オオルリはいない。
カラ類も静かだ。
トビがあちこちで飛ぶ。

と、突然大きな猛禽が現れた。
クマタカである。
大きな体で悠々と飛ぶ。

と、今度は小さな猛禽が現れ、クマタカを攻撃するように見えた。
よく見ると風切も尾羽もぼろぼろの個体で、判別が難しい。
結局ハイタカではないかと判断した。

続いてハチクマが現れた。
典型的な♂成鳥だった。
天気は絶好、猛禽日和の午前中となった。




これがエゾハルゼミ

11時までここで探鳥、レンゲ沼に移動して、昼食後中瀬沼~休暇村周辺を散策する。
休暇村のキャンプ場附近ではオオジシギがよく見られるが、今回は見られなかった。




中瀬沼附近で見たイトトンボの仲間



これは普通のイトトンボよりも大きめ

休暇村でコーヒーを飲みながら休憩。
外に出たが、あまりに気持ちのいい天気なのでもったいない。
曲沢沼に行くことにした。
紅葉の穴場的名所である曲沢沼は、当然のことながら新緑も美しい。
ここでキセキレイとカワセミの♂♀をしっかり確認、戻る途中の大沢沼でノスリとキビタキをじっくり観察して、宿に向かった。
夕方になっても磐梯山がくっきりと見える、得がたい1日だった。

.....

2日目
3時には全員起き出してきた。
前日も早いし、飲兵衛が多いので夜も早いのである。
4時前にレンゲ沼に到着。
やっぱりアオジとノジコが多い。
オオヨシキリが1羽だけで囀っているのが、うちの方との違いである。
オオジシギの声はここでも聞けなかった。

5時前に戻り、今度は宿の主人の案内で別の場所に移動する。
ここでもノジコがとても多い。
宿の主人の話ではアオジよりも多いのではないか、と言うぐらい。
確かにノジコがこんなに多い場所は珍しい。
コルリの声が響くが、あまり元気のいい声ではない。
昨日全く見られなかったオオルリがあちこちで姿を見せてくれたが、この鳥の止まる位置は高い。
ジュウイチが鳴いてくれたが、ちょっと声に張りがない。
特別な鳥は現れなかったが、カッコウ、ホトトギス、ツツドリ、ジュウイチと、いわゆるトケン類4種の声が1箇所で聞けた。
上空を昨日のクマタカが飛んで、朝食前の探鳥会は終了。
意外に長引き、9時過ぎ宿に戻った。

朝食後10:30出発。
こんなに遅い出発は初めてである。
さんざんハルゼミに悩まされたので、標高の高いところに行こうという話しになり、行き先をグランデコにした。
ゴンドラでデコ平に向かい、湿原まで約20分ほどダラダラと下る。
標高が高いところを好むメボソムシクイが囀っていたが、最後までコマドリの声は聞けなかった。
ルリビタキも声なし。
カッコウとホトトギスの天下のようだった。
この場所は、夏にはアサギマダラの名所になる。




デコ平はブナが多い。
雪の重みで360°回ってしまったという、珍しいブナの木

ここで2日間の探鳥会を終え、猪苗代方面に下る。
名店のそば屋「遊山」で遅い昼食。
もう少しで売り切れ仕舞いになるところだった。

3時ごろ猪苗代磐梯高原から高速に乗り、6時ちょうどに牛久に着いた。
2日間の走行距離619km
費用は一人18700円程度となった。

鳥合わせ
6/2(土) 野鳥の森~レンゲ沼~中瀬沼~曲沢沼~大沢沼 8:20~15:40
6/3(日) レンゲ沼~桧原~デコ平 4:00~13:00

カイツブリ(大沢沼 3)
カワウ
アオサギ(桧原湖にはコロニーがある)
マガモ(♀と思われるが、ちょっと変わった個体 レンゲ沼 1)
カルガモ
ハチクマ(♂成鳥)
トビ
ハイタカ(? ボロボロの個体で判別が難しい。サシバの可能性有り?)
ノスリ(大沢沼)
クマタカ(幼鳥)
コチドリ(グランデコスキー場 1) 
キジバト
ジュウイチ(S 桧原)
カッコウ
ツツドリ(S)
ホトトギス
アマツバメ
カワセミ(曲沢沼で♂♀)
アオゲラ(S)
アカゲラ
コゲラ
ツバメ
キセキレイ
ハクセキレイ
セグロセキレイ
サンショウクイ(レンゲ沼 2)
ヒヨドリ
モズ
ミソサザイ(桧原)
コルリ(S 桧原)
アカハラ(桧原 1)
ヤブサメ(S 野鳥の森)
ウグイス(S)
オオヨシキリ(レンゲ沼 1)
メボソムシクイ(S デコ平)
エゾムシクイ(S 野鳥の森)
センダイムシクイ(S 野鳥の森)
キビタキ
オオルリ(桧原)
コサメビタキ
エナガ
コガラ(レンゲ沼)
ヒガラ
シジュウカラ
ゴジュウカラ(野鳥の森 営巣中)
メジロ
ホオジロ
ノジコ
アオジ
カワラヒワ
イカル(S 中瀬沼)
ニュウナイスズメ(剣が峰 1)
スズメ
ムクドリ
コムクドリ(野鳥の森 3)
カケス
ハシボソガラス
ハシブトガラス
以上58種
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