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カッコウ@尾瀬



カッコウ
カッコウ目カッコウ科
体長35cm
撮影 2011.6.12 尾瀬上田代(福島県桧枝岐村)

”尾瀬でカッコウの声を聴く”
1年で一番の、至福のとき。

カッコウは寂しい山奥の鳥、というイメージがあるかも知れませんが実際はそうでもなく、人里の近くでも見られることがあります。
私の地元でも、オオヨシキリがいる葦原や、オナガが営巣する公園などに飛来します。
いずれもカッコウの托卵相手として知られています。
ただ、以前はよく見たのですが、最近はなかなか見られません。

尾瀬や奥日光では代表的な鳥です。
鳴いていないとホトトギスとの識別に迷うことがあります。
■ホトトギスは胸の横斑が少なく、間隔がまばらで、8本程度。瞳孔が大きいので目が黒っぽく見える。
■カッコウの横斑は、細くて間隔が狭く、12本程度。虹彩の黄色が目立つ。
写真の個体は、胸の縦斑が13本(?)確認できるように思います。

・・・・・

今回、尾瀬にプロミナー(望遠鏡)を持ち込んだのは、カッコウ(と、ホトトギス)の写真をデジスコで撮影したいという目的がありました。
現実にはカッコウ類の姿は遠く、デジスコでも難しい距離でした。
いい感じで撮影できたのは、見晴の弥四郎小屋前に現れたこの個体で、結局は一眼での撮影でした。
見通しのいい梢で鳴くことが多いカッコウですが、珍しく目の高さで観察できました。

・・・・・

ところでカッコウの声のモチーフは、多くの音楽作品に使われています。
有名なのは、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」の第1楽章とマーラーの交響曲第1番の第1楽章にあるフレーズだと思います。
その他、モーツァルトの父、レオポルド・モーツァルト作と伝えられる「おもちゃの交響曲」にもカッコウの声と思われるモチーフが使われています。
ただし、それらの作品において、作曲者自身が「カッコウの鳴き声を模したものである」とは言っていません。

カッコウの声を表現していることが明らかな曲は?
ひとつはスウェーデンの作曲家ヨハン・エマヌエル・ヨナーソンの「かっこうワルツ」
これはピアノ初心者用の曲として知られていますが、作曲家ヨナーソンについては、これ1曲しか知られていません。

もう1曲、フランスの作曲家ルイ=クロード・ダカンの「カッコウ」
これも初心者用のピアノ曲のように思われていますが、元はチェンバロ曲です。
手元にはトレヴァー・ピノックのCDがありますが、ウェブ上には何とラフマニノフが演奏している音源がありました。

以上5曲の音程ですが、これが微妙に違います。
■ダカン 短3度
■レオポルド・モーツァルト 短3度
■ヨナーソン 長3度
■ベートーヴェン 長3度
■マーラー 完全4度

マーラーのモチーフは他と違う、と多くの人が感じていると思うのですが、実際のカッコウの声を聴くと確かに完全4度で、マーラーのこだわりを感じます。
(上の音程が正しいかどうかは、できれば音楽の専門家に検証してもらえると有難いのですが)

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