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尾瀬2011年初夏 その2

2011.6.12


東電が尾瀬を所有している理由。それは言うまでもなく、ここが水力発電の好適地だからである。

尾瀬ヶ原の水は只見川となって、最終的には日本海に注ぐ。
只見川が尾瀬を出るところには、三条の滝という水量日本一の滝がある。これは水量の豊富さを物語る。

尾瀬原ダム計画。
それは、尾瀬ヶ原から只見川が流れていく地点に、大規模なダムを建設して、尾瀬ヶ原全体を水没させる計画だった。
この計画が頓挫したのは、もちろん環境問題への関心の高まりがある。
尾瀬に、最初の小屋を建てた平野家3代の努力も大きい。
「夏の思い出」という歌によって、人々の関心が尾瀬に向いたということも、何がしかの力があったのだろうか。
だが一番大きな要因は、複雑に絡み合った「水利権」という魔物かも知れない。
尾瀬原ダムの水利権を巡る周辺自治体の足の引っ張り合いが、結局ダム建設の実現を阻んだと考えると、皮肉なことではある。

1996年、東電は尾瀬の水利権を喪失し、尾瀬ヶ原がダムの底に沈む可能性は事実上なくなった。
逆に言うと、東電は最近まであきらめていなかったという事。

現在、東電は尾瀬の保護に年間数億円を拠出している。
その功績は多とするが、水源地として活用できなくなった分、広告宣伝のために利用しているだけという見方も出来る。




中田代の池塘
逆さ至仏が見える場所は意外に少ない。




下ノ大堀川の蛇行
お馴染みの風景だが、今年のミズバショウは意外に少なかった。




毎回撮影しているお気に入りの風景







この風景が全てダム底に沈んでしまうかも知れなかった。
反対してくれた人たちの努力に、我々は感謝するのみである。
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