FC2ブログ

やまとなでしこ



■エゾカワラナデシコ
ナデシコ科ナデシコ属
撮影 長野県車山


草の花は、なでしこ。唐のはさらなり、大和のもいとめでたし。(枕草子 第六十七段)


「大和撫子」は、日本女性の清楚な美しさを称えた言葉として使われますが、本来と平安時代に中国から渡来したセキチク(石竹)と区別するために、日本古来のカワラナデシコをそう呼んだものです。
清少納言は「中国渡来のものは言うまでもないが、日本のものも良い」と言っているので、セキチクの方をより上等と見ていたことになります。

低地に咲くカワラナデシコの母種はエゾカワラナデシコです。
カワラナデシコは、筒状になった萼の長さが3~4cmで、苞(萼の根本にある)は3~4対あります。
エゾカワラナデシコは、萼の長さが2~3cmで、苞は2対しかありません。
カワラナデシコよりも色が鮮やかな傾向があります。
高山型のタカネナデシコは、エゾカワラナデシコに似ていますが、花弁がより細かく裂ける傾向があります。
図鑑によれば、「苞の先が芒状に鋭く尖る」とあります。




矢印の部分が苞です。
これが2対(4枚)あるので、エゾカワラナデシコですが、上の記述によればタカネナデシコかも知れません。
各種図鑑の写真を見比べると、霧ヶ峰あたりの写真はエゾカワラナデシコとされているので、一応エゾカワラナデシコとしておきます。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

papageno620

Author:papageno620
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア