FC2ブログ

弘法寺(ぐほうじ)の伏姫桜




弘法寺(ぐほうじ)の伏姫桜
千葉県市川市
撮影 2008.3.30

曲亭馬琴に「南総里見八犬伝」は、全98巻、106冊から成る長編伝奇小説である。
恐らく中国の水滸伝にヒントを得て書かれた大長編だが、全部読み通したという人に出会ったことはない。
実は岩波書店から全10巻で出ているが、私も2巻までしか読んでいない。(現在は文庫化されている)
因果応報、勧善懲悪をテーマとし、膨大な登場人物の全てに結末を与えるべく、後半は冗長な文章が延々と続いて、とても読んでいられないそうである。

八犬伝に登場する里見義実は、結城合戦に敗れて安房に逃れ、滝田城主(現在の三芳村)となったとされる戦国大名である。
里見義実は実在の人物だが、八犬伝はフィクションであることは言うまでもない。
舞台になっている南総の富山にも馬琴自身は行ったことがないらしく、「とみさん」ではなく「とやま」と表現している。

今日紹介する弘法寺は市川市国府台(こうのだい)にあり、里見氏が北条氏と戦った古戦場跡として知られる里見公園に近い。
「伏姫桜」とは勿論、八犬伝の登場人物である伏姫(里見義実の娘)に因んでいることは明らかだが、どんな由来かとなると皆目わからない。
余談になるが富山(とみやま)町(現在の南房総市)には、伏姫と犬の八房が隠れ住んだという穴がある。

「伏姫お手植えの桜」とでも解釈するか?
架空の人物伏姫だが、里見義実は600年ほど前の人物なので、樹齢400年と言われるこの桜には合わないようである。
勿論、古木の由来は「源頼朝が馬をつないだ」とか「スサノオノミコトが突いた杖」とか怪しいものが多いが、実際はどうでもいいことである。
毎年春に、我々の眼を楽しませてくれるということだけで十分である。

・・・・・・

前日に「himarayaさん」のブログに、満開と出ていたので行って見た。(TB先をご参照ください)
曇天で、見物客も予想外に多く、撮影にはあまりいい条件ではない。
枝振り、花付きとも美しい桜だが、撮影するになかなか手ごわい桜だった。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

papageno620

Author:papageno620
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア