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立山の花(その4)

立山の花
2008.7.27



イワイチョウ
ミツガシワ科イワイチョウ属
雷鳥荘前

以前は、ミツガシワはリンドウ科ミツガシワ属、イワイチョウはリンドウ科イワイチョウ属とされていたが、ミツガシワ科として独立したようだ。
ミツガシワ科には、そのほかにアサザ属があり、アサザやガガブタなどが含まれる。
確かにイワイチョウ、ミツガシワ、ガガブタは白い5弁花に毛が生えた様子がよく似ている。




ヤマガラシ
アブラナ科ヤマガラシ属
室堂

高山の砂礫地に生える多年草。
別名ミヤマガラシとも言い、高山のナノハナといった印象の花。







ハクサンイチゲ
キンポウゲ科イチリンソウ属
ミクリガ池

高山の、比較的乾燥した場所に大群落をつくる。
チングルマと並んで、高山植物では代表的な白い花である。
花弁はなく、白いのはガク。
学名からは「水仙のようなアネモネ」の意味が見てとれる。




ミヤマクロユリ
ユリ科バイモ属
ミクリガ池

富山城主佐々成政の「さらさら越え」伝説。
富山から厳冬期の立山を越えて信州に遠征したという記録。
なぜそんな無謀をしたかと言うと、駿府の徳川家康に極秘裏に会うためである。
加賀には前田利家、越後には上杉景勝という、秀吉に通じた武将がいるため、立山を越えるしかなかったのである。
このルートについては諸説あるが、常願寺川沿いにザラ峠を越え、黒部川の源流部を渡り、針ノ木峠を越えて長野の大町に出たという説が有力である。
家康との会談の甲斐もなく、世は秀吉のものとなり、成政は秀吉に降る。
結局は一揆の責任を取らされる形で切腹する。

■クロユリにまつわる伝説
成政には小百合という愛妾がいたが、讒言を受けて斬首されてしまう。
小百合は「もし、立山に黒百合が咲いたら佐々家は滅亡するだろう」と、恨みを残して死んだ。
成政は小百合の亡霊に悩まされ、ついには秀吉に降る。

別の伝説もある。
成政は北政所の機嫌をとるため、立山の黒百合を珍しい花であるとして、わざわざ運ばせた。
北政所は大いに喜んだが、そのことを知った淀殿が白山からもっと立派なクロユリを取り寄せて、これ見よがしに生けて見せた。
恥をかいた北政所は怒り、成政を失脚させたという。
そんなわけで、クロユリの花言葉は「呪い」

ミヤマクロユリは文字通り高嶺の花で、ざらにあるものではない。
ましてそんな時代に立山から生きた状態で運ぶのは大変な苦労だったはず。
今でも白山にはクロユリの大きな群落があるようだ。
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