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立山の花(その5)

立山の花
2008.7.27






チングルマ
バラ科チングルマ属
室堂

この花は、小さいながらも立派な「木」である。
以前、この木の年輪を撮影した顕微鏡写真を見たことがあるが、マッチ棒ほどの太さでも樹齢10年以上になる。
高さが10cm程度で樹齢30年にも及ぶ。

花が終わったあとの綿毛は、初めはねじれていて、それが次第にほぐれて来る。
その様子を子供のおもちゃである風車(かざぐるま)に見立てて、稚児の風車→稚児車→チングルマとなったと言われている。
植物の和名のなかでも傑作のひとつであると思う。
この1本1本はタンポポの綿毛と同じで、根元にひとつの種がある。
秋口には風に乗って飛んで行く。




ツガザクラ
ツツジ科ツガザクラ属

高山の岩場に咲く小さなツツジの仲間では、イワヒゲやコケモモなどと並んで代表的な花のひとつ。
今年は雪解けが遅いためか、あまり咲いていなかった。
葉がツガに似ていて、花がサクラのように淡いピンク色をしているという意味だが、この種類は変異が多く、よく雑種をつくるそうである。




アオノツガザクラ
ツツジ科ツガザクラ属
ミクリガ池附近

高山の雪田近くでよく見る、代表的な高山植物のひとつ。
壷型の小さな花を多数つける様子はドウダンツツジとよく似ている。
こういう色なので、ちょっと地味だが大群落になると見ごたえがある。
花は下向きだが、花が終わって実になると逆に上向きになり、赤い花柱を天に向けて屹立する。




ハクサンシャクナゲ
ツツジ科ツツジ属
雷鳥荘附近

亜高山帯から高山帯にかけて分布するツツジの仲間。
高山帯に行くほど樹高が低くなる傾向があり、ハイマツやナナカマドと同じ環境に咲く。
花の色は、赤味が強いもの、白っぽいものなど変異が多く、写真のものはややピンク色を帯びている。
花弁に緑色の斑点があるのが特徴。
園芸品種のシャクナゲのような派手さはないが、高山でこの花に出会うととても嬉しくなる。
この独特な葉を見ただけでも得した気分になるのはなぜだろう。
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