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八島ヶ原の花

八島ヶ原の花
2008.8.10



八島ヶ原湿原は標高1640mにある日本最南端の高層湿原。
車山から見ると、まるで人工的に作られたかのような、独特のハート型の形状が目を惹く。
霧ヶ峰には、車山湿原(低層湿原)と踊場湿原(低層と高層の両方の特徴がある。別名池のくるみ)を含めて3つの湿原があり、天然記念物に指定されている。




シモツケソウ
バラ科シモツケソウ属

高原の日当たりのよい草地に群生する。
同じバラ科の低木シモツケに似た花をつける。
高原の花と見られるが、かなり標高の高い高山でも見られることがある。




フシグロセンノウ
ナデシコ科センノウ属

直径5cmほどの花は遠くからでもよく目立つ。
フシグロとは茎の節が黒いことからの命名。
センノウ(仙翁)は、京都にかつてあった仙翁寺というお寺に由来すると言う。
仙翁寺は、京都五山送り火のひとつ、鳥居型がある曼荼羅山にあった寺らしい。
今でも別名仙翁寺山という。




マルバダケブキ
キク科メタカラコウ属

フキのように大きな葉が特徴だが、花も大きくて目立つ。
いかにも夏の高原という風情を感じさせる花。




ワレモコウ
バラ科ワレモコウ属

普通「吾亦紅」と書く。
その名を冠した歌が流行っているようだ。
失礼ながら、夏の爽やかな高原に咲くこの花のイメージとはいささか異なる歌である。
ワレモコウに限ったことではないが、高原の花も多く栽培されている。
一般には切花として親しまれているのかも知れない。

本当は「割木瓜」と書くのが正しいらしい。
木瓜という家紋は多い。
この図柄の由来は、胡瓜の切り口、鳥の巣、御簾の縁にある帽額(もこう)であるとか諸説ある。

ワレモコウのつぼみが、木瓜の文様のように割れているからだと言う。

この花の微妙な色は何色なのだろうか、と議論していたら「私は赤いのだ」と言ったと言う説の方が面白い。




エゾカワラナデシコ
ナデシコ科ナデシコ属

ナデシコ属は世界に300種ほどあり、多くが園芸品種として栽培されている。
エゾカワラナデシコは園芸種にも見られないような美しさがあると思う。




コオニユリ
ユリ科ユリ属

これも高原の夏を代表する花である。
ムカゴが付くのがオニユリ、つかないのがコオニユリとされる。
一般的にムカゴというと、ヤマイモのそれを指す場合が多い。
ヤマイモのムカゴは秋の味覚として珍重される。




ツリガネニンジン
キキョウ科ツリガネニンジン属

釣鐘型の花と、ニンジンに似た根からの命名だが、ここでいうニンジンとは朝鮮人参のこと。
その昔、朝鮮人参は乾燥したものが輸入されていたので、それに似た植物をいろいろ探したらしい。
この植物の根は沙参(しゃじん)という漢方薬として使われている。
ツリガネニンジンの高山型はハクサンシャジンと言う。




チダケサシ
ユキノシタ科チダケサシ属

チチタケというのは、雑木林によくある茸で、栃木県あたりでは珍重されているらしい。
信州ではチダケと呼ぶそうである。
この茸は、傷をつけると白い汁を出す。
それで乳茸というのだが、手につくとベトベトするので扱いにくいらしい。
それでこの草に刺して持ち帰ったことからチダケサシと言う。




ホソバノキリンソウ
ベンケイソウ科マンネングサ属

別名ナガバノキリンソウとも言う。
キク科のアキノキリンソウとは異なる花で、あちらはベンケイソウ科のキリンソウに似ていることからの命名だそうである。
キリンソウとは「黄輪草」であると言う。そう言われると納得の形。
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