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紅葉紀行(その1)-弓池

2008.10.12

10月の3連休。
11日は用事もあり、12~13の1泊で信州方面への旅。
当初の目的は戸隠での探鳥だった。
ただ、今年は紅葉が早いようで、この連休は見頃になると思われた。
そこで、戸隠から白馬方面への計画を立てたのだが、信州随一の紅葉スポットである志賀高原もはずすことが出来ず、ちょっと欲張ったルートを設定した。
結局、この連休の戸隠は予想以上の混雑となり、鳥見の方はほとんど出来なかった。
いずれにしても、紅葉撮影とバードウォッチングの両方をやるのは難しかったようだ。


信州の紅葉名所と言うと、乗鞍高原と志賀高原が双璧である。
一般の観光客には意外と思われるかも知れないが、カメラマンにはそうなのである。
もちろん、志賀高原と言っても、草津白根山エリアは群馬県に含まれることは言うまでもない。


12日
この秋一番の冷え込みになると予想されていた。
前日の天気が悪かったので、標高の高い志賀高原のこと、ひょっとすると雪になり、道路の凍結ということもあるかも。
その心配は杞憂に終わり、草津白根山では思いがけず霧氷の風景が展開されていた。

霧氷は、気温が氷点下になったとき、空気中の水蒸気や過冷却水滴が木の枝や葉に凍りつく現象。
過冷却水滴とは、氷点下でも凍らない水滴を言う。
雲粒のように微細な水滴は、-30℃ほどでも凍らずに液体の状態を保つことがある。
非常に不安定なので、低温の物体に衝突すると瞬時に凍る。

似た現象に樹氷があるが、樹氷は蔵王や八甲田山など、特殊な気象条件の場所にしか存在しない。
これは霧氷と同じく過冷却水滴が凍りつくのだが、一定の方向から強い風が吹き付けるため、エビのしっぽと呼ばれる氷塊が出来て、その隙間に雪が入り込んで成長する。
ついには雪が互いにくっついて固く締まり、巨大な雪の塊になってしまう。
雪は0℃近くの気温ではこのように固く締まってしまうが、これは「焼結」と言わている。
雪も降ったばかりはサラサラだが、数日経つと固く締まった塊になってしまう、あの現象である。
樹氷は雪片と過冷却水滴が適度に混じり、雪が多すぎても、気温が低すぎても出来ない、微妙なバランスで出来る現象であり、世界でも稀な自然現象である。
霧氷は条件さえ揃えば簡単に見ることができる。
ただ、この朝のような絶好の条件に出会えたことは幸運としか言いようがない。
10月中旬に霧氷が見られることは稀であるかも知れない。



弓池と草津白根山
左のピークは逢ノ峰







国道から弓池の全体を見下ろす







弓池を見下ろす位置にある蓬莱岩は、独特の造形を見せてくれる。


朝7時前の撮影だが、別に前夜発ではない。
この時間ここにいるためには、常識はずれの時間に家を出る必要があった。

次回は万座峠附近
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