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航路探鳥(その2)

往復航路探鳥の1日目は、余りにも素晴らしい探鳥だった。
写真をチェックし、記憶を反芻しながら一人静かにビールを飲む。




さて2日目
6:00前、デッキに出て見る。すでに下北半島沖。
寒さは思ったほどでもないが、どんよりとした天気である。
雨の方も大したことはない。時折パラパラ落ちてくる程度。
ただ、この日は椅子に座っての探鳥は難しそうだ。
右舷には狭いながら屋根付きのスペースがあるので、そこに集まっての探鳥になった。



上部デッキの様子


同行講師によると、大抵9時ごろまでがピークになることが多いと言う。
その言葉通り、昨日と同じく大出現となった。
鳥の種類は、昨日と大きくは変わらない。
ところが9時前後に、何とミナミオナガミズナギドリが2個体続けて現れたのである。
何としたことか、慌ててよく探せず、撮影どころかしっかり脳裏に焼き付けられないまま過ぎてしまった。
「まだ出るでしょう」という言葉とは裏腹に、そのあとは出ず、午前のピークは過ぎ、雨もやまず、後悔だけが先に立ち、気分はすっかり落ち込んでしまった。
鳥の影も薄くなり、精神的にやや疲れたので、昼前後30分ほど部屋で休んだ。

気を取り直し、再びデッキに向かう。
雨は止む気配はない。
これは立ちっぱなしで4時までと覚悟した。



13時過ぎ、金華山沖。
海の方は異様なほどベタ凪ぎになって来た。
こうなると鳥はとても探しやすくなる。
ウミスズメ、ウトウの類もパラパラと出るようになった。
南下するに従い、オオミズナギドリの大群が目立つようになる。

16:15、写真を撮るには厳しい暗さ、そろそろ撤収かという時間帯である。
突然、かなりの近さで1羽の鳥が船と並んで飛んだ。
「ミナミオナガ!!」という講師の声に、今度こそその鳥を視界に捕らえた。
明瞭な背中のM字模様、頭が黒く、下面は真っ白。
夢にまで見た憧れの鳥がそこにいた。

場が突然はじけ、お祭り状態になったことは言うまでもない。
それにしても、最後の最後にこれほど劇的に現れるとは、話として出来すぎである。
それを見逃さないプロの眼にも感服した。



19:45
大洗港に着岸
1500km、36時間15分、トータル42時間の船旅を終えた。
生涯ないのではないか、と思えるほどの充実した航路探鳥だった。
欲を言えば、もう少しアフターバードウォッチングを楽しみたかったが、それは言うまい。
船を下り、同行者に別れを告げ、駐車場に向かう。
高速を飛ばし、わずか70分後には家に着いた。
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