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オオセグロカモメ@銚子

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 千葉県銚子市銚子漁港

カモメ識別の第2の壁は
■若鳥の壁
である。

大型カモメ類は大体5年、小型・中型カモメ類は3~4年で成鳥になる。
生まれてから最初の冬を越す羽衣を第1回冬羽と言う。
大型カモメ類では、第2回・第3回・第4回冬羽を経て成鳥になる。
正確には、第1回冬羽になる前の羽衣を幼鳥と言い、第1回冬羽以降は便宜的に若鳥という場合がある。
若鳥は全体的に褐色味が強く、成鳥以上に識別が難しい。

フィールドでは、第1回冬羽が非常に多く見られ、第2回・第3回・第4回と順に少なくなっていく。
これは生存競争の厳しさを物語るもので、1年目の個体の多くが2年目を越せないということを示している。
一方、成鳥になれればある程度長生きが出来るもので、カモメ類では20年を越えるものも珍しくはない。
成鳥はそれ以上、年齢の判断は出来ないので、全体的には成鳥の数は第1回冬羽と並んで多くなる。

カモメ識別の要点は、まず成鳥、次に第1回冬羽ということになる。
その間の個体は両方の特徴を備えているので、成鳥と第1回冬羽の識別ができれば、おのずとわかるようになるだろう。


セグロカモメとオオセグロカモメは大型カモメの基本であり、国内では普通に見られる種類である。
この2種類を徹底的に見ることで、その他の大型カモメ類との区別が出来るようになるはずである。



第1回冬羽の飛翔
セグロとの違いは初列風切のパターンにある。



第2回冬羽
これは背に濃い灰色が出ている典型的な個体。



第2回冬羽
これは前の写真と比べると背の灰色味が少ないが、その濃さと虹彩の色(淡色)から、オオセグロの第2回と思われる。



成鳥夏羽
3月になると、すでに真っ白な夏羽になっているものが多い。
夏羽は瞼が赤く、嘴や足の色も鮮やかになる。



成鳥夏羽
手前のウミネコとの、背中の濃さに注目。
国内で見られるカモメで、最も濃いのがオオセグロ。
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